mkcosi コマンド
目的
シン・サーバーと共に使用するための Common Operating System Image (COSI) を作成します。
構文
説明
mkcosi コマンドは Common Operating System Image (COSI) を作成します。 COSI は、シン・サーバーを稼働状態まで立ち上げるために必要な、すべてのソフトウェアを含むリポジトリーです。mkcosi コマンドは、インストール可能なイメージを含むソース (-s Source) を取得して、 そのソフトウェア・イメージの特定なロケーション (-l Location) へインストールを試行します。 -S Server を指定すると、その COSI イメージはその特定のサーバーに保管されます。 その結果は、シン・サーバーで使用可能な OS イメージが、ブート・イメージとオペレーティング・システムとして存在します。
このコマンドは、bos.sysmgt.nim.master ファイルセットがシステムに存在することを必要とします。 このコマンドを初めて実行するとき、コマンドを実行するマシンは、NIM マスターとして構成されます。 mkcosi コマンドは nim_master_setup コマンドを使用してマシンを NIM マスターに構成します。 -S パラメーターは、mkcosi コマンドの呼び出し側で管理されているマシンにポイントする必要があります。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-l | COSI を保管するロケーションへの絶対パス名を指定してください。 |
-S Server | COSI イメージが位置するマシン名を指定してください。 |
-s Source | COSI の作成に使用する、インストール可能イメージのソースを指定してください。 ソースには、lpp_source、インストール可能メディアを持つデバイス、インストール可能イメージへのディレクトリー、またはインストール可能メディアへのリモート・ロケーションがあります。 |
-v | mkcosi コマンドを実行するときに詳細デバッグ出力を使用可能にします。 |
終了状況
項目 | 説明 |
---|---|
0 | コマンドは正常に完了しました。 |
>0 | エラーが発生しました。 |
セキュリティー
アクセス制御: mkcosi コマンドを実行する場合、ユーザーは root 権限を持っていなければなりません。
例
- CD-ROM
cd0
からcosi1
という名前の COSI を定義し、それを場所/export/cosi1
に保管するには、以下のコマンドを入力します。mkcosi -s cd0 -l /export/cosi1 cosi1
場所
/usr/sbin/mkcosi
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/etc/niminfo | NIM で使用される変数が入っています。 |