lsts コマンド

目的

シン・サーバー情報をリストします。このコマンドは、シン・サーバー上で実行することができます。

構文

lsts [ [ -l{1|2|3}] . . .] [-v] [ThinServer]

説明

lsts コマンドはシン・サーバーに関する情報をリストします。 リストされる情報のレベルは、1 から 3 の範囲 (3 が最も詳細) のレベルを持つ -l フラグで指定される数値によって決まります。 レベルが指定されない場合は、デフォルトであるレベル 1 の情報が表示されます。 このコマンドは、NIM マスター・サーバーまたはシン・サーバーで実行することができます。 引数を指定せずに NIM マスター上で実行している場合、lsts コマンドは lsts コマンドの呼び出し側で制御されている環境内のすべてのシン・サーバーをリストします。

フラグ

パラメーター

終了状況

セキュリティー

アクセス制御: lsts コマンドを実行するには、 ユーザーは root 権限を持っていなければなりません。

例

1. lobo の名前のシン・サーバーの簡単な状況情報をリストするには次のように入力します。

   lsts lobo

   次のような情報が表示されます。

   Lobo:   
   		class          = machines   
   		type           = diskless   
   		platform       = chrp   
   		netboot_kernel = 64   
   		if1            = master_net jsblade04 0 ent1   
   		cable_type1    = bnc   
   		Cstate         = diskless or dataless boot is enabled   
   		prev_state     = in the process of booting   
   		Mstate         = currently running   
   		boot           = boot   
   		dump           = dump_res   
   		paging         = paging_res   
   		root           = root_res   
   		spot           = 530spot_res   
   		cpuid          = 00012A80D000   
   		control        = master   
   		Cstate_result  = success

2. lobo の名前のシン・サーバーのソフトウェア・コンテンツをリストするには次のように入力します。

   lsts -l2 lobo

   下記に類似のソフトウェア・コンテンツが共通イメージから表示されます。

   Fileset                   Level  State  Type  Description 
   (Uninstaller)  
   ---------------------------------------------------------  
   bos.64bit                5.2.0.75  C     F    Base Operating System 64 bit Runtime   
   bos.diag.com             5.2.0.75  C     F    Common Hardware Diagnostics   
   bos.diag.rte             5.2.0.75  C     F    Hardware Diagnostics
   .
   .
   .

3. lobo という名前のシン・サーバーのソフトウェア・コンテンツと状況情報の両方をリストするには次のように入力します。

   lsts -l1 -l2 lobo

Location

/usr/sbin/lsts

ファイル