lsnfsexp コマンド

目的

ネットワーク・ファイルシステム (NFS) を用いてエクスポートされたディレクトリーの特性を表示します。

構文

/usr/sbin/lsnfsexp [ -c | -l ] [ Directory ] [ -V Exported Version] [ -f Exports_file ]

説明

lsnfsexp コマンドは、 NFS でエクスポートされたディレクトリーの特性を表示します。 Directory パラメーターは、 表示対象のディレクトリーを指定します。 ディレクトリーを指定しなければ、 NFS でエクスポートされたすべてのディレクトリーが表示されます。

フラグ

項目 説明
-c コロン・フォーマットで出力するように指定します。
-l (小文字の L) リスト・フォーマットで出力するように指定します。 このフラグはデフォルトです。
Directory 表示対象のディレクトリーを指定します。 ディレクトリーを指定しなければ、 NFS でエクスポートされたすべてのディレクトリーが表示されます。
-f Exports_file /etc/exports 以外の、 使用するエクスポート・ファイルの絶対パス名を指定します。
-V Exported Version 表示されるディレクトリーのバージョンを指定します。有効なバージョン番号は 2、3、および 4 です。

  1. 現在 NFS でエクスポートされているすべてのディレクトリーをリストするには、次のように入力します。
    
    lsnfsexp -c
  2. 現在 NFS でエクスポートされているすべてのディレクトリーのリストをコロン・フォーマットでリストし、/etc/exports 以外の指定したパス名を使用するには、次のように入力します。
    
    lsnfsexp -c -f /etc/exports.other
  3. バージョン 4 としてエクスポートされる /common/documents ディレクトリーのエントリーをリストするには、次のコマンドを入力します。
    lsnfsexp /common/documents -V 4

ファイル

項目 説明
/etc/exports サーバーがエクスポートできるディレクトリーを指定します。