lsdom コマンド

目的

ドメイン属性を表示します。

構文

lsdom [-C] [-f] [ -a Attr [Attr]... ] { ALL | Name [ , Name] ...}

説明

lsdom コマンドは、ドメイン・データベースから定義されるドメインの属性を表示します。

このコマンドを使用すると、すべてのドメインまたは特定のドメインの属性をリストすることができます。デフォルトで、lsdom コマンドはすべてのドメイン属性を表示します。選択した属性を表示するには、-a List フラグを使用してください。 1 つ以上の属性を読み取れない場合、lsdom コマンドは可能な限り多くの情報をリストします。

デフォルトで、lsdom コマンドは、各ドメインの属性を 1 行ずつリストします。 属性情報は、Attribute=Value 定義として、 ブランク・スペースで区切って表示されます。 ドメイン属性をスタンザ・フォーマットでリストするには、-f フラグを使用します。 情報をコロンで区切られたレコードとしてリストするには、-C フラグを使用します。

フラグ

項目 説明
-C コロンで区切ったレコードでドメイン属性を表示します。

#domain:attribute1:attribute2: ...

domain1:value1:value2: ...

domain2:value1:value2: ...

-f それぞれのスタンザがドメイン名によって識別されたスタンザ・フォーマットで出力を表示します。Attribute=Value のそれぞれの対は、別々の行にリストされます。
ドメイン:
attribute1=value

パラメーター

項目 説明
ALL すべてのドメインの属性がリストされなければならないことを示します。
Name リストされなければならない属性を持つドメイン名を示します。

セキュリティー

lsdom コマンドは特権コマンドです。 このコマンドの呼び出し側は、コマンドを正常に実行するために以下の権限を持つロールを活動化していなければなりません。
項目 説明
aix.security.domains.list コマンドを実行する場合に必要です。

アクセスされるファイル

項目 説明
ファイル モード
/etc/security/domains r

  1. ドメイン hrdom のすべての属性を表示するには、次のようにします。
    lsdom hrdom

すべての属性情報が、各属性がブランク・スペースで区切られた状態で表示されます。