lscore コマンド

目的

現行コア設定値を表示します。

構文

lscore [ -R registry ] [ username | -d ]

説明

lscore コマンドは、現行コア設定値を表示するためのユーザー・インターフェースになります。 次のように使用します。
lscore [-R registry] [username|-d]
chcore の場合と同様に、-d フラグはデフォルト値を示します。別のユーザーの設定値を表示することは、特権操作です。ただし、デフォルト値は、どのユーザーでも表示できます。

フラグ

項目 説明
-d システムのデフォルトの設定値を表示します。
-R registry ロード可能な I&A モジュールを指定します。

セキュリティー

root ユーザーまたはシステム権限を持つ別のユーザーによってのみ実行されます。

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. root の現在の設定をリストするには、次のように入力します。
    lscore root
    出力は次のようになります。
    compression: on
    path specification: default
    corefile location: default
    naming specification: off
    
  2. システムのデフォルトの設定値をリストするには、次のように入力します。
    lscore -d
    出力は次のようになります。
    compression: off
    path specification: on
    corefile location: /corefiles
    naming specification: off