lsassocmap コマンド

目的

関連付けマップを表示します。

構文

lsassocmap [-c association_class] [-h] [-TV] [endpoint…]

説明

lsassocmap コマンドは、クラスターで使用可能な関連クラスを、各関連付けの端点を含めて、表示します。共通情報モデル (CIM) リソース・マネージャーに登録された CIM 関連クラスの名前および端点は、lscondresp コマンドの出力に似たテーブル形式でリストされます。

パラメーターをまったく指定せずに、lsassocmap コマンドを指定する場合、関連クラス、端点、および役割がすべて表示されます。role は、関連クラス定義にあるクラス参照属性の名前です。役割は、出力をフィルターに掛けるために lsrsrcassoc コマンドの -o フラグおよび -R フラグに対するパラメーターとして使用することができます。 詳しくは、『lsrsrcassoc コマンド』を参照してください。

-c フラグは、表示される関連付けを、特定の関連クラスによって提供される関連付けに制限します。endpoint パラメーターを使用することによって任意の数のクラスを指定できます。それらのクラスを参照 (エンドポイント) として含む関連付けのみが表示されます。

パラメーター

endpoint…
1 つ以上のエンドポイント・クラスを指定します。endpointクラスの 1 つに対する参照を含む関連クラスのみが表示されます。

フラグ

-c association_class
association_class の関連付けを表示します。
-h
コマンドの使用方法の文を標準出力に書き込みます。
-T
コマンドのトレース・メッセージを標準エラーに書き込みます。これは、ソフトウェア保守部門専用の機能です。
-V
コマンドの詳細メッセージを標準出力に書き込みます。

標準出力

-h フラグが指定されている場合は、このコマンドの使用方法の説明文が 標準出力に書き込まれます。-V フラグが指定されると、このコマンドの詳細メッセージが標準出力に書き込まれます。

標準エラー

-T フラグが指定されると、このコマンドのトレース・メッセージが標準エラーに書き込まれます。

終了状況

0
コマンドは正常に実行されました。
1
RMC でエラーが発生しました。
2
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) スクリプトでエラーが発生しました。
3
コマンド・ラインに間違ったフラグが指定されました。
4
コマンド・ラインに間違ったパラメーターが指定されました。
5
コマンド・ラインの入力に誤りがあるため、RMC でエラーが発生しました。
6
指定された関連クラスが見つかりません。

実装上の固有な条件

このコマンドは、Linux® オペレーティング・システム用の AIX® Expansion Pack and Reliable Scalable Cluster Technology (RSCT) パッケージ上の rsct.exp パッケージの中の rsct.exp.cimrm ファイルセットの一部です。

Location

項目 説明
/opt/rsct/bin/lsassocmap  

例

クラスター内で使用可能な関連付けを表示するには、次のコマンドを入力します。
lsassocmap
AIX プラットフォームの場合、以下の出力が表示されます。

Association Class              Role 1          Associator 1            Role 2         Associator 2           Node
cimv2.IBMAIX_RunningOS         Antecedent      IBMAIX_OperatingSystem  Dependent      IBMAIX_ComputerSystem  c175nf14
cimv2.IBMAIX_OSProcess         GroupComponent  IBMAIX_OperatingSystem  PartComponent  IBMAIX_UnixProcess     c175nf14
cimv2.IBMAIX_CSProcessor       GroupComponent  IBMAIX_ComputerSystem   PartComponent  IBMAIX_Processor       c175nf14
cimv2.IBMAIX_HostedFileSystem  GroupComponent  IBMAIX_ComputerSystem   PartComponent  CIM_FileSystem         c175nf14
その他のプラットフォームの場合、以下の出力が表示されます。

Association Class             Role 1          Associator 1           Role 2         Associator 2          Node
cimv2.Linux_RunningOS         Antecedent      Linux_OperatingSystem  Dependent      Linux_ComputerSystem  c175nf14
cimv2.Linux_OSProcess         GroupComponent  Linux_OperatingSystem  PartComponent  Linux_UnixProcess     c175nf14
cimv2.Linux_CSProcessor       GroupComponent  Linux_ComputerSystem   PartComponent  Linux_Processor       c175nf14
cimv2.Linux_HostedFileSystem  GroupComponent  Linux_ComputerSystem   PartComponent  CIM_FileSystem        c175nf14