lorder コマンド

目的

オブジェクト・ライブラリー内のメンバー・ファイルに最適な順番を見つけます。

構文

lorder [ -X {32|64|32_64}] File ...

説明

lorder コマンドは 1 つ以上のオブジェクトまたはライブラリー・アーカイブ・ファイルを読み取って、外部参照を探し、対になったファイル名のリストを標準出力に書き出します。 対になった最初のファイルには、第 2 のファイルで定義された ID への参照が入っています。

オブジェクト・ファイルの終わりに .o が付いていない場合、lorder コマンドはそれらのオブジェクト・ファイルを無視し、それらのグローバル・シンボルと参照を他のファイルに属するものと見なします。

フラグ

項目 説明
-X mode lorder で調べるオブジェクト・ファイルの型を指定します。 mode は次のいずれかでなければなりません。
32
32 ビットのオブジェクト・ファイルのみを処理します。
64
64 ビットのオブジェクト・ファイルのみを処理します。
32_64
32 ビットと 64 ビットの両方のオブジェクト・ファイルを処理します。

デフォルトでは、32 ビットのオブジェクト・ファイルを処理します (64 ビットのオブジェクトは無視します)。 また OBJECT_MODE 環境変数でモード を設定することもできます。 例えば、OBJECT_MODE=64 では、lorder は 64 ビットのオブジェクトを処理して、32 ビットのオブジェクトを無視します。 -X フラグは OBJECT_MODE 変数をオーバーライドします。

ファイル

項目 説明
/tmp/sym* 一時ファイルが入っています。