learn コマンド

目的

コンピューター支援学習機能を提供し、ファイル、エディター、マクロなどの各種機能の使用法について、ユーザーが学習できるようにします。

構文

learn[- Directory] [ Subject[ LessonNumber]]

説明

learn コマンドは、ファイル、エディター、マクロ、および他の機能を使うためのコンピューター支援教育を提供します。 初めてのコマンドを呼び出すと、システムには learn コマンドの概要が表示されます。 二度目以降に呼び出すと、learn コマンドは前回 learn コマンド・セッションを中断した位置から始まります。

Subject パラメーターを指定すると、learn コマンドのデフォルト・アクションをバイパスすることができます。 learn コマンドは、指定されたサブジェクトの最初の演習から表示を開始します。 指定できるサブジェクトは、次のいずれかです。

  • ファイル
  • エディター
  • ファイルの詳細
  • マクロ
  • EQN (問い合わせ文字)
  • C (言語)

    注: 1/2 の行送りを使用できるハードコピーの端末上では、EQN 演習しか実行できません。 /usr/share/lib/learn/eqn/Init ファイルには、サポートされる端末の詳細リストが入っています。

learn コマンドを入力すると、該当する演習ファイルが /usr/share/lib/learn ディレクトリー内で検索されます。 異なる検索ディレクトリーを識別するには、-Directory フラグを使用します。

サブコマンド

  • bye サブコマンドは learn コマンド・セッションを終了します。
  • where サブコマンドは学習の進度を示し、where m サブコマンドはその詳細を示します。
  • again サブコマンドは演習のテキストを再表示します。
  • again LessonNumber サブコマンドを使用すると、演習の復習ができます。
  • hint サブコマンドは答えを評価するための演習スクリプトの最後の部分を出力します。また hint m サブコマンドは演習スクリプト全体を出力します。

パラメーター

項目 説明
-Directory 異なる検索ディレクトリーを指定することができます。 デフォルトでは、/usr/share/lib/learn ディレクトリー内で演習ファイルが検索されます。
LessonNumber 演習番号を識別します。
Subject 教育を受けたいサブジェクトを指定します。

ファイルについてのオンライン演習を選ぶには、次のようにタイプします。

learn files

learn プログラムが始動され、プログラムの使用法が表示されます。

ファイル

項目 説明
/usr/share/lib/learn すべての従属ディレクトリーとファイルのファイル・ツリーが入っています。
/tmp/pl* 練習用ディレクトリーが入っています。
$HOME/.learnrc 始動情報が入っています。