isCChost コマンド

目的

システムの Common Criteria 使用可能状況を判別します。

構文

isCChost [ -i | -s ]

説明

isCChost コマンドはホスト・マシンの構成状況を戻します。 ホストが Common Criteria 使用可能モードで動作するように構成されている場合、 このコマンドはゼロ (真) のコードを戻して終了します。 ホストが Common Criteria 使用可能モードで動作するように構成されていない場合、 このコマンドは非ゼロ (偽) のコードを戻して終了します。

このコマンドは、ホストのセキュリティー状況を認識する必要のあるシェル・スクリプト内で使用できます。

-i オプションを使用して、システムのインストール状況を判別します。 システムの Common Criteria 使用可能状況は ODM データベースを検査して判別され、 終了状況は、システムが Common Criteria 使用可能モードでインストールされたかどうかを示します。

-s オプションは AIX® を Common Criteria 使用可能モードで初期化するのに使用されますが、 このオプションを実行できるのは root ユーザーのみです。 システムの Common Criteria 使用可能状況は ODM データベースを検査して判別されます。 Common Criteria を使用できるようにインストールしていないシステムでは、ODM が示すとおり、 このオプションによってどの操作も実行されません。

フラグ

項目 説明
-i システムの Common Criteria が使用可能なインストール状況を判別します。
-s システムの Common Criteria 使用可能状況を ODM から設定します。

サブコマンド

終了状況

0
オプションを指定しないで使用した場合、 システムは Common Criteria 使用可能モードで動作するように初期化されています。 -s フラグを指定して使用した場合、 システムは、ODM データベースで定義済みの Common Criteria 使用可能モード設定に従って正常に初期化されました。 -i フラグを指定して使用した場合、 システムは Common Criteria を使用できるようにインストールされました。
1
オプションを指定しないで使用した場合、 システムは Common Criteria 使用可能モードで動作するようには初期化されていません。 -s フラグを指定して使用した場合、 システムは、ODM で定義済みのセキュリティー・モードで動作するようには初期化されなかった可能性があります。 -i フラグを指定して使用した場合、 システムは Common Criteria を使用できるようにインストールされましたが、 現在は Common Criteria 使用可能モードで動作していません。
2
-s オプションを指定して使用した場合、 isCChost コマンドは root 以外のユーザーによって実行され ました。 -i オプションを指定して使用した場合、 システムは Common Criteria を使用できるようにインストールされませんでした。
3
isCChost コマンドが、無効なコマンド・ライン・オプションを指定して実行されました。

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/isCChost isCChost コマンドが入っています。