isC2host コマンド

目的

システムの C2 状況を判別します。

構文

isC2host [ -i | -s ]

説明

isC2host コマンドはホスト・マシンの構成状況を戻します。 ホストが C2 モードで動作するように構成されている場合、 このコマンドはゼロ (真) のコードを戻して終了します。ホストが C2 モードで動作するように構成されていない場合、 このコマンドは非ゼロ (偽) のコードを戻して終了します。

このコマンドは、ホストのセキュリティー状況を認識する必要のあるシェル・スクリプト内で使用できます。

-i オプションを使用して、システムのインストール状況を判別します。 システムの C2 状況は ODM データベースを検査して判別され、 終了状況は、システムが C2 モードでインストールされたかどうかを示します。

-s オプションは AIX® を C2 モードで初期化するのに使用されますが、 このオプションを実行できるのは root ユーザーのみです。 システムの C2 状況は ODM データベースを検査して判別されます。 C2 を持つようにインストールしていないシステムでは、ODM が示すとおり、 このオプションによってどの操作も実行されません。

フラグ

項目 説明
-i システムの C2 インストール状況を判別します。
-s システムの C2 状況を ODM から設定します。

サブコマンド

終了状況

0
オプションを指定しないで使用した場合、システムは C2 モードで動作するように初期化されています。 -s フラグを指定して使用した場合、 システムは、ODM データベースで定義済みの C2 モード設定に従って正常に初期化されました。 -i フラグを指定して使用した場合、システムは C2 を使用できるようにインストールされました。
1
オプションを指定しないで使用した場合、システムは C2 モードで動作するようには初期化されていません。 -s フラグを指定して使用した場合、 システムは、ODM で定義済みのセキュリティー・モードで動作するようには初期化されなかった可能性があります。 -i フラグを指定して使用した場合、 システムは C2 を使用できるようにインストールされましたが、現在は C2 モードで動作していません。
2
-s オプションを指定して使用した場合、 isC2host コマンドは root 以外のユーザーによって実行されました。 -i オプションを指定して使用した場合、 システムは C2 を使用できるようにはインストールされませんでした。
3
isC2host コマンドが、無効なコマンド・ライン・オプションを指定して実行されました。

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/isC2host isC2host コマンドが入っています。