ipv6policy コマンド

目的

RFC 3484 を基にしたデフォルト・アドレス選択の IPv6 ポリシーを構成または表示します。

構文

ipv6policy -add address prefix precedence label

ipv6policy -delete address prefix precedence label

ipv6policy -show

説明

ipv6policy コマンドを使用して、RFC 3484 内のアルゴリズムのデフォルト動作をオーバーライドする IPv6 ポリシーを構成することができます。

フラグ

項目 説明
-add システムに新規 IPv6 ポリシーを追加します。
-delete システムから IPv6 ポリシーを削除します。
-show システムに定義されている既存 IPv6 ポリシーをすべて表示します。

パラメーター

項目 説明
address 有効な IPv6 アドレスを指定します。
prefix RFC 3484 に従って IPv6 接頭部 (有効な整数) を指定します。
precedence RFC 3484 に従って優先順位値 (有効な整数) を指定します。
label RFC 3484 に従ってラベル値 (有効な整数) を指定します。

アドレス 2001:: のシステムに、prefix=16precedence=10、および label=20 で新規 ipv6 ポリシーを追加するには、root ユーザーとして次のコマンドを入力します。
ipv6policy -add 2001:: 16 10 20