ipfilter コマンド

目的

ipreport 出力ファイルから各種の操作ヘッダーを抽出し、それらをテーブルに表示します。要求と応答に関するある種のカスタマイズされた nfs 情報も提供されます。

構文

ipfilter [ -f [ u n t x c a ] ] [ -s [ u n t x c a ] ] [ -n [ -d milliseconds ] ] ipreport_output_file

説明

ipfilter コマンドは、ipreport 出力ファイルから特定の情報を抽出し、それをテーブルに表示します。 現在認識されている操作ヘッダーは、udp、nfs、tcp、ipx、icmp、atm です。ipfilter コマンドには以下の 3 つの異なるタイプのレポートがあります。

  • 選択したすべての操作のリストを表示する単一ファイル (ipfilter.all)。 テーブルには、パケット番号、時間、ソースと出力先、長さ、順序 #、Ack #、ソース・ポート、出力先ポート、ネットワーク・インターフェース、操作タイプが表示されます。
  • 選択したヘッダーごとに個別のファイル (ipfilter.udpipfilter.nfsipfilter.tcpipfilter.ipxipfilter.icmpipfilter.atm)。 情報は ipfilter.all と同じです。
  • nfs 要求および返信について報告する nfs.rpt ファイル。テーブルには次の情報が含まれます。トランザクション ID #、要求のタイプ、要求の状況、コール・パケット番号、コールの時間、 呼び出しのサイズ、返信パケット番号、返信の時間、返信のサイズ、および呼び出しと返信の間の経過時間 (ミリ秒)。

フラグ

項目 説明
u n t x c a 操作ヘッダー (それぞれ udp、nfs、tcp、ipx、icmp、および atm) を指定します。
-d milliseconds 経過時間が milliseconds より大きい呼び出し/返信の対のみが表示されます。
-f [ u n t x c a ] 選択した操作が ipfilter.all に表示されます。
-n nfs.rpt を生成します。
-s [ u n t x c ] 選択した操作ごとに別々のファイルが作成されます。