inudocm コマンド

目的

補足情報が入っているファイルの内容を表示します。

構文

inudocm [ -d Device ] [ -q ] { ProductName ... | all }

説明

注: このコマンドは installp コマンドにより使用されます。 README 情報を取得するためにこのコマンドを使用することはお勧めできません (installp -i を参照)。

inudocm コマンドは、補足情報を表示するために使用します。メディア内に lpp.doc ファイル、lpp.instr ファイル、 lpp.README ファイル、または README ファイルがあれば、すべて画面上に表示されます。

ProductName パラメーターには検査したいソフトウェア・プロダクトの名前を指定します。 システムに登録されているすべてのソフトウェア・プロダクトの情報を表示するには all を指定します。

フラグ

項目 説明
-d Device インストール・メディアの検索場所を指定します。Device パラメーターには、 テープやディスケット・ドライブなどのハードウェア・デバイス、インストール・イメージが入っているディレクトリー、またはインストール・イメージ・ファイルを指定できます。 デフォルト・デバイスは /dev/rfd0 です。
-q 抑制モードを指定して、プロンプトを抑制します。

セキュリティー

特権制御: このコマンドを実行できるのは、root ユーザーだけです。

/dev/rfd0 上にある snaserv ソフトウェア・プロダクトの更新命令を表示するには、次のように入力します。

inudocm snaserv

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/inudocm inudocm コマンドが入っています。
/usr/lpp/ProductName/lpp.instr ソフトウェア・プロダクトの更新命令を指定します。
/usr/lpp/ProductName/lpp.README ソフトウェア・プロダクトの特殊な命令を指定します。
/usr/lpp/ProductName/README ソフトウェア・プロダクトの特殊な命令を指定します。
/usr/lpp/ProductName/lpp.doc ソフトウェア・プロダクトの資料の更新を指定します。