imapds デーモン
目的
TSL/SSL 上で IMAP (Internet Message Access Protocol) サーバーのプロセスを始動します。
構文
imapds [ -c]
説明
imapds コマンドは IMAP4 サーバーに対応します。このコマンドは、IMAP4 リモート・メール・アクセス・プロトコルをサポートします。 このコマンドは、標準入力に指定されたコマンドを受け取り、標準出力に応答を戻します。 通常、imapds コマンドは、リモート・クライアント接続のディスクリプターを 使用して inetd デーモンにより呼び出します。
imapds コマンドは、sendmail および bellmail で構成される既存のメール・インフラストラクチャーで動作します。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-c | ホスト名のリバース・ルックアップを抑制します。 |
終了状況
syslogd がロギング用に設定されている場合、エラー情報および状況情報はすべてログ・ファイルに書き込まれます。
セキュリティー
imapds デーモンは PAM 使用可能アプリケーションで、imap というサービス名を持っています。 認証に PAM を使用するシステム規模の 構成は、/etc/security/login.cfg の usw スタンザに ある auth_type 属性の値を、root ユーザー と同じ PAM_AUTH に 変更することにより、設定されます。
PAM が使用可能になっているときに使用される認証メカニズムは、/etc/pam.conf の中の imap サービスの構成によって異なります。
imapds デーモンは、auth
モジュール・タイプおよび session
モジュール・タイプについて、/etc/pam.conf エントリーが必要です。
以下にリストするのは、imap サービスの /etc/pam.conf で推奨される構成です。
#
# AIX imap configuration
#
imap auth required /usr/lib/security/pam_aix
imap session required /usr/lib/security/pam_aix
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/usr/sbin/imapds | imapds コマンドが入っています。 |
/etc/services | 必要なサービスのポート設定が保管されたファイルを指定します。このファイルには、次のエントリーが入っていなければなりません。
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