メモリー・マッピング・サービスのリスト

メモリー・マッピング・サブルーチンは、mmap サブルーチン によってマップされたメモリー領域を対象として作動します。

これらのサブルーチンによって、ユーザーは以下のことを行うことができます。

  • オブジェクト・ファイルを仮想メモリーにマップする
  • マップされたファイルを同期化する
  • メモリー・ページの常駐状況を判別する
  • マップされたメモリー領域に対するアクセス保護を決定する
  • マップされたメモリー領域をマップ解除する

メモリー関数を使用するために、コンパイラーに特殊なフラグを指定する必要はありません。 しかし、これらのサブルーチンによってはヘッダー・ファイルを組み込む必要があります。 サブルーチンの説明でヘッダー・ファイルを指定する場合は、それを次のステートメントによっ て組み込むことができます。

#include <HeaderFile.h>

以下のメモリー・マッピング・サービスが提供されています。

サービス 説明
madvise システムに、プロセスの予期されるページングの振る舞いを知らせます。
mincore メモリー・ページの常駐状況を判別します。
mmap オブジェクト・ファイルを仮想メモリーにマップします。
mprotect メモリー・マッピングのアクセス保護を変更します。
msync マップされたファイルとその基本的なストレージ・デバイスを同期化します。
munmap マップされたメモリー領域をマップ解除します。