その他の curses サブルーチンのリスト

以下の項では、 その他の curses サブルーチンについて説明します。

以下の項では、 その他の curses サブルーチンについて説明します。

ウィンドウの操作

ウィンドウを操作するには、 以下のサブルーチンを使用してください。
サブルーチン 説明
scr_dump 仮想スクリーンの現在の内容を、指定されたファイルに書き出します。
scr_init 指定されたファイルの内容を使用して、curses データ構造体を初期化します。
scr_restore 仮想スクリーンを、指定されたファイルの内容に設定します。

文字の操作

文字を操作するには、 以下のサブルーチンを使用してください。
サブルーチン 説明
echocharwechochar、 または pechochar addch (または waddch) サブルーチンのコールに続く refresh (または wrefresh) サブルーチンのコールと機能的に等価です。
flushinp ユーザーが入力したが、プログラムがまだ読んでいない、 すべての入力先行文字をフラッシュします。
insertln または winsertln ウィンドウ内にブランク行を挿入します。
keyname Key パラメーターのシンボル名が入っている文字列を指すポインターを戻します。
meta wgetch サブルーチンに関する 8 ビット文字の戻りが許可されるかどうかを決定します。
nodelay wgetch サブルーチンへのコールを非ブロッキング・コールにします。 入力が準備できていない場合、wgetch サブルーチンは、ERR を戻します。
scroll ウィンドウを 1 行上へスクロールします。
unctrl 文字の印刷可能な表現を戻します。 制御文字は ^ (脱字記号) によって区切られます。
vwprintw wprintw サブルーチンと同じ操作を実行しますが、 引数の変数リストを受け取ります。
vwscanw wscanw サブルーチンと同じ操作を実行しますが、 引数の変数リストを受け取ります。

端末の操作

端末を操作するには、 以下のサブルーチンを使用してください。
サブルーチン 説明
def_prog_mode 現在の端末モードを curses 内モードと識別します。
def_shell_mode 現在の端末モードを curses 外モードとして保存します。
del_curterm oterm 変数が指すスペースを解放します。
notimeout 入力エスケープ・シーケンスの解釈時に wgetch サブルーチンがタイマーを設定するのを防ぎます。
pechochar waddch サブルーチンのコールに続く prefresh サブルーチンのコールと等価です。
reset_prog_mode curses 内プログラム・モードに端末を復元します。
reset_shell_mode シェル・モード (curses 外モード) に端末を復元します。 endwin サブルーチンは、これを自動的に行います。
restartterm curses が使用できるように TERMINAL 構造体をセットアップします。 このサブルーチンは setupterm サブルーチンと似ています。 メモリーを前の状態に復元した後に、restartterm サブルーチンを呼び出してください。 例えば、scr_restore サブルーチンを呼び出した後に、このサブルーチンを呼び出してください。

カラーの操作

カラーを操作するには、 以下のサブルーチンを使用してください。
サブルーチン 説明
color_content カラー構成を戻します。
init_color カラーを希望する構成に変更します。
init_pair カラー・ペアを指定された前景色と背景色に初期化します。
pair_content 指定されたカラー・ペア番号の前景色と背景色を戻します。

その他のユーティリティー

その他に、以下のユーティリティーを使用することができます。
ユーティリティー 説明
baudrate 現在の端末について照会し、その出力速度を戻します。
erasechar ユーザーによって選択された消去文字を戻します。
killchar ユーザーによって選択された行抹消 (line-kill) 文字を戻します。