gettrc コマンド
目的
トレース・ファイルの収集を管理します。
構文
gettrc [ -c ] [ -C dirname ] [ -m ] [ -M dirname ] [ -s ] [ -S filename ]
説明
gettrc コマンドは、snap コマンドと組み合せて使用するスクリプトです。 このコマンドは、システム・トレース・ファイル、軽量メモリー・トレース (LMT) ファイル、およびコンポーネント・トレース (CT) ファイルの収集を管理します。
フラグ
| フラグ | 説明 |
|---|---|
| -c | コンポーネント・トレース・ファイルを収集します。 |
| -C dirname | dirname で指定されたディレクトリーからコンポーネント・トレース・ファイルを収集します。 |
| -m | メモリー・トレース・ファイルを収集します。 |
| -M dirname | dirname で指定されたディレクトリーから軽量メモリー・トレース・ファイルを収集します。 |
| -s | システム・トレース・ファイルを収集します。 |
| -S filename | filename で指定されたディレクトリーからシステム・トレース・ファイルを収集します。 |
終了状況
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 0 | コマンドは正常に完了しました。 |
| >0 | エラーが発生しました。 |
例
- gettrc を snap コマンドと組み合せて使用し、各種のトレース・ファイルを検索するには、次のように入力します。
このコマンドでは、dirname で指定されたディレクトリーにリストされるファイルを含めて、システム・トレース・ファイル、LMT ファイル、および CT ファイルが戻されます。snap "gettrc -c -C dirname -m -M dirname -s -S filename"
位置
/usr/lib/ras/snapscripts/gettrc
ファイル
/usr/lib/ras/cpufmt
/etc/trcfmt