getdgrp コマンド

目的

指定した基準に一致するデバイス・クラスをリストします。

構文

getdgrp [ -a ] [ -e ] [ -l ][ Criteria] [ DeviceClassList ]

説明

指定した基準に一致するデバイスが含まれているデバイス・クラスをリストします。 基準は、式の形式で指定します。

フラグ

項目 説明
-a すべての基準に一致するデバイスが含まれているデバイス・クラスが、このコマンドによって生成される レポートに組み込まれるように指示します。基準が定義されていない場合には、-a フラグは無効になります。
-e パラメーター・リストに指定されているデバイス・クラスを、このコマンドによって生成される レポートから除外するように指示します。デバイスが指定されていない場合には、 -e フラグは無効になります。
-l デバイス・クラスに有効なデバイス・メンバーが含まれていない場合でも、 -e オプションおよび dgroup リストに該当する すべてのデバイス・クラスをリストするように指示します。このオプションは、 コマンド・ラインに Criteria が指定されている場合には、無効になります。

パラメーター

項目 説明
Criteria デバイスが属しているデバイス・クラスが、生成されるリストに組み込まれる前に、 デバイスが一致していなければならない基準を定義します。 Criteria は、式または式のリストとして指定することができます。 この基準に一致するデバイスが含まれているデバイス・クラスが、getdgrp に より生成されるリストに組み込まれます。基準が指定されていない場合は、すべてのデバイス・クラスが リストに組み込まれます。

デバイスは、リスト内の基準のうち少なくとも 1 つは満たしている必要があります。ただし、 -a オプションを使用して、「論理 AND」操作を行うように指定する ことができます。このオプションを指定すると、リスト内のすべての基準に一致するデバイスが 含まれているデバイス・クラスのみが結果リストに組み込まれます。

Criteria パラメーターで指定される基準には、次の 4 つのタイプの式 があります。
Attribute = Value
定義された Attribute を持っており、それが Value に等しいメンバーが含まれているデバイス・クラスをすべて取り出します。
Attribute!=Value
定義された Attribute を持っており、それが Value に等しくないメンバーが含まれているデバイス・クラスをすべて取り出します。
Attribute:*
定義された Attribute を持っているメンバーが含まれている デバイス・クラスをすべて取り出します。
Attribute!:*
定義された Attribute を持っていないメンバーが含まれている デバイス・クラスをすべて取り出します。
有効なデバイス属性は、次のとおりです。
alias
デバイスが認識されている名前。
desc
デバイスの説明。
type
デバイスのタイプを示すトークン。
status
デバイスの現在の状態。可能な状態の値は、1.Defined (定義済み) 2.Available (使用可能) 3.Stopped (停止) 4.Diagnose (診断) です。status の値は大文字と小文字が区別されません。
DeviceClassList カスタマイズ・デバイス構成データベースまたは事前定義デバイス構成データベース 内のデバイス・クラス名を指定します。

終了状況

0
コマンドは正常に完了しました。
1
コマンド構文が間違っています。無効なオプションが使用されたか、または内部エラーが発生 しました。
2
カスタマイズ・デバイス・オブジェクト・クラスまたは事前定義デバイス・オブジェクト・クラス を読み取りのためにオープンできませんでした。

  1. すべてのデバイス・クラスを表示するには、次のように入力します。
    getdgrp
    出力は、次のようになります。
    adapter 
    aio 
    bus 
    cdrom 
    disk 
    diskette 
    gxme 
    if 
    keyboard 
    lft 
    logical_volume 
    lvm 
    memory 
    mouse 
    planar 
    processor 
    pty 
    pwrmgt 
    rcm 
    sys 
    tape 
    tcpip 
    tty
  2. タイプが「logical_volume」であるデバイスが含まれているデバイス・クラスをリストするには、次のように入力します。
    getdgrp type=logical_volume
    出力は次のようになります。
    logical_volume
  3. タイプが「logical_volume」であるか、または別名が「sys0」であるデバイスが含まれている デバイス・クラスをリストするには、次のように入力します。
    getdgrp type=logical_volume alias=sys0
    出力は次のようになります。
    logical_volume
    sys
  4. status 属性が定義されているデバイスが含まれているデバイス・クラスをリストするには、 次のように入力します。
    getdgrp status=defined
    出力は次のようになります。
    logical_volume
    posix_aio 
    rcm
  5. status 属性が定義されており、「processor」デバイス・クラスに 属しているデバイスが含まれているデバイス・クラスを表示するには、次のように入力します。
    getdgrp status:* processor 
    出力は次のようになります。
    processor 
  6. status 属性が定義されていないデバイスが含まれているデバイス・クラス を表示するには、次のように入力します。
    getdgrp status!:* processor

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/getdgrp getdgrp コマンドが入っています。