gencore コマンド

目的

実行中のプロセスのコア・ファイルを生成します。

構文

gencore ProcessID FileName

説明

gencore コマンドは、プロセス ID ProcessID で 指定されたプロセスのコア・ファイルを、そのプロセスを終了せずに、作成します。 作成されたコア・ファイルには、プロセスのメモリー・イメージが入っています。これは、 デバッグの際に dbx コマンドで使用できます。 生成されたコア・ファイルは、FileName パラメーターで指定された名前 になります。

gencore コマンドは、chcore または syscorepath コマンドで設定されたロケーションにはコア・ファイルを作成しません。コア・ファイルは、FileName パラメーターで指定されたパスに置かれます。FileName にファイルの名前のみが指定されている場合、コア・ファイルは現在の作業ディレクトリーに置かれます。

パラメーター

項目 説明
FileName gencore コマンドが作成するコア・ファイルのファイル名を指定します。
ProcessID gencore がコア・ファイルを作成する対象となるプロセスのプロセス ID を 指定します。

終了状況

0
コア・ファイルは正常に作成されました。
>0
エラーが発生しました。 部分的なコア・ファイルが作成されている可能性があります。

  1. プロセス ID 1095 のプロセスについて「core.1095」という名前のコア・ファイルを生成するには、 次のように入力します。
    gencore 1095 core.1095 
    プロセスを終了せずに、コア・ファイルが作成されます。

ファイル

項目 説明
/usr/bin/gencore gencore コマンドが入っています。