flcopy コマンド

目的

ディスケットへのコピーと、ディスケットからのコピーを行います。

構文

flcopy [ -f Device ] [ -h | -r ] [ -t Number ]

説明

flcopy コマンドは、(/dev/rfd0 としてオープンされた) ディスケットを、現行ディレクトリーに作成した floppy という名前のファイルにコピーしてから、「Change floppy, hit return when done」というメッセージを出力します。 次に、floppy コマンドは floppy ファイルをディスケットにコピーします。フラグ -f-h-r-tNumber を使用して、flcopy コマンドの動作を変更できます。

注: flcopy コマンドでは、 サイズの異なるディスケット間でデータをコピーすることはできません。

フラグ

項目 説明
-f Device /dev/rfd0 以外のドライブが指定できます。
-h flcopy コマンドに現行ディレクトリー内の floppy ファイルをオープンさせ、/dev/rfd0 にコピーさせます。
-r ディスケットを現行ディレクトリー内の flcopy ファイルにコピーした後で終了するよう floppy コマンドに命令します。
-t Number Number で指定した数のトラックをコピーします。常にディスケットの最初のトラックからコピーされます。

終了状況

このコマンドは以下の終了値を返します。

項目 説明
0 正常終了。
>0 エラーが発生しました。

  1. /dev/rfd1 を、 現行ディレクトリー内の floppy ファイルにコピーするには、 次のように入力します。
    flcopy -f/dev/rfd1 -r
  2. ディスケットの最初の 100 トラックをコピーするには、 次のように入力します。
    flcopy -f/dev/rfd1 -t100

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/flcopy flcopy コマンドが入っています。