ethchan_config コマンド

目的

アダプターをイーサチャンネルに追加、またはイーサチャンネルから除去します。

構文

ethch_config { -a [ -b ] | -d } [ -p ParentName ] EtherChannel アダプター

ethch_config -c [ -p ParentName ] EtherChannel 属性 NewValue

ethchannel _config -f [ -p ParentName ] EtherChannel

説明

このコマンドは、アダプターをイーサチャンネルに追加、またはイーサチャンネルから除去します。 また、このコマンドを使用して、イーサチャンネル の属性を変更することができます。 こうした追加、削除、および変更は、イーサチャネルのインターフェースを構成中のときでも行うことができます。つまり、イーサチャネルのインターフェースを切り離さなくても、アダプターを追加または除去したり、イーサチャネルのほとんどの属性を変更することができます。

フラグ

項目 説明
-a 指定した Adapter を、指定した EtherChannel に追加します。 アダプターをバックアップ・アダプターとして追加する必要がある場合は、-b フラグを指定する必要があります。
-b Adapter をバックアップ・アダプターとして追加することを指定します。 このフラグは、-a フラグとともに使用する場合のみ有効です。
-c 指定した EtherChannel 属性の指定した Attribute を、指定した NewValue に変更します。
-d 指定した Adapter を、指定した EtherChannel から削除します。 -b フラグを -d フラグとともに使用すべきではありません。
-f 指定した EtherChannel のフェイルオーバーを強制します。 フェイルオーバーは、アイドル・チャネルのアダプターが機能している場合にのみ発生します。 アイドル・チャネルのアダプターが停止している場合、EtherChannel はアクティブなアダプター上で動作し続け、フェイルオーバーは行われません。
-p イーサチャネルの親アダプターを指定します。 イーサチャネル上に共有イーサネット・アダプター (SEA) が構成されている場合、イーサチャネルの属性を変更するには (例えば、アダプターの追加や削除)、このフラグを他のフラグと一緒に使用する必要があります。

パラメーター

項目 説明
アダプター 追加または削除するアダプターを指定します。
属性 指定したイーサチャンネルの属性を指定します。
EtherChannel イーサチャンネルを指定します。
NewValue 指定したイーサチャンネルの指定した属性の新規の値を指定します。
ParentName イーサチャネルの親アダプターを指定します。

終了状況

項目 説明
0 コマンドは正常に完了しました。
>0 エラーが発生しました。

  1. アダプター ent0ent7 というイーサチャンネルに、バックアップ・アダプターとして追加するには、次のコマンドを入力します。
    /usr/lib/methods/ethchan_config -a -b ent7 ent0
  2. ent7 というイーサチャンネルの ping するアドレスの属性 を、10.10.10.10 に変更するには、次のコマンドを入力します。
    /usr/lib/methods/ethchan_config -c ent7 netaddr 10.10.10.10
  3. ent7 というイーサチャンネルのフェイルオーバーを、現在 アクティブになっているチャネルからアイドル・チャネルに強制するには、 次のコマンドを入力します。
    /usr/lib/methods/ethchan_config -f ent7
  4. ent32 という SEA に属する ent18 というイーサチャネルから、アダプター ent13 を削除するには、次のコマンドを入力します。
    /usr/lib/methods/ethchan_config -d -p ent32 ent18 ent13

制約事項

use_jumbo_frame 属性の使用を このコマンドで変更することはできません。 この属性を変更しようとすると、このコマンドはエラー・メッセージを出力します。

場所

/usr/lib/methods