ファイルシステムのタイプ

AIX® は、複数のファイルシステム・タイプをサポートしています。

下記のようなファイルシステムがあります。

ジャーナル・ファイルシステム (JFS) または拡張ジャーナル・ファイルシステム (JFS2)

一連のファイルシステム・セマンティクス全体をサポートします。 これらのファイルシステムでは、構造上の整合性を保つために、データベースのジャーナリング技法を利用します。 これにより、システムが異常停止したときに、ファイルシステムの損傷を回避することができます。

それぞれの JFS または JFS2 は、別々の論理ボリュームに存在します。 オペレーティング・システムは、初期化中にファイルシステムをマウントします。 この複数ファイルシステム構成は、ファイル・ツリーの一部を分離して、 それに関する作業を行えるようにするので、バックアップ、復元、 および修復などのシステム管理機能を行うのに有用です。

JFS は、ファイルシステム・コマンドのセット全体をサポートする基本的なファイルシステム・タイプです。

JFS2 は、ファイルシステム・コマンドのセット全体をサポートする基本的なファイルシステム・タイプです。

JFS と JFS2 の差は、JFS2 は大きなファイルと大きなファイルシステムをサポートするように設計されているということです。

ネットワーク・ファイルシステム (NFS)

これは、ユーザーがリモート・コンピューター上に配置されているファイルやディレクトリーにアクセスして、 それらのファイルやディレクトリーをローカルにあるのと同じように使用できるようにする分散ファイルシステムです。 例えば、ユーザーはオペレーティング・システムのコマンドを使用して、 リモート・ファイルとディレクトリーに対して、作成、除去、読み取り、書き込み、およびファイル属性の設定を行うことができます。

CD-ROM ファイルシステム (CDRFS)
CD-ROM の内容に、通常のファイルシステム・インターフェース (オープン、読み取り、クローズ) を介してアクセスできるようにします。
DVD-ROM ファイルシステム (UDFS)
これを使用すると、通常のファイルシステム・インターフェースを通じて DVD の内容にアクセスできます。