dtscript コマンド
目的
X Window System 環境で使用される簡単なダイアログを作成します。
構文
dtscript [-xrm options] [-dir Path] [-file FileName] [-workspace WorkspaceName]
注: -xrm オプション を使用する場合は、
他のフラグより先に指定する必要があります。
説明
デスクトップ・スクリプトでは、ユーザーがパレットからダイアログにドラッグ・アンド・ドロップする Motif ウィジェットのサブセットがサポートされます。ダイアログ内では、どのウィジェットでも移動またはサイズ変更することができます。また、用意された特殊エディターを使用して、ウィジェットの属性を編集することもできます。
ウィジェットに必要な動作を与えるため、コールバックを入力できます。ダイアログが完了すると、デスクトップ・スクリプトはそのダイアログの dtksh コードを生成します。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-dir Path | File Select ダイアログに表示されているデスクトップ・スクリプトの現行ディレクトリーを Path に設定します。 |
-file FileName | 呼び出された既存のダイアログ FileName をロードします。FileName 引数は、絶対パス名、現行ディレクトリーを基準としたパス名、または -dir 値に関連したパス名のいずれかで指定できます。 |
-workspace WorkspaceName | デスクトップ・スクリプトを、それに対応する CDE ワークスペースにロードします。 |
-xrm options | すべての指定 (options) を入力できます。このフラグを使わなければ、このような指定はリソース・ファイルに入力しなければなりません。 |
例
ウィンドウからデスクトップ・スクリプトを起動するには、次のように入力します。
dtscript
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/usr/dt/bin/dtscript | dtscript コマンドが入っています。 |