dmpuncompress コマンド

目的

ダンプ圧縮ファイルを復元します。

構文

/usr/bin/dmpuncompress [ -f ] [ -p ] [ File ]

説明

dmpuncompress コマンドは、ダンプ時に圧縮されたダンプ・ファイルを オリジナルどおりに復元します。

File パラメーターで指定された各圧縮ファイルは、解凍コピーによって除去および置換されます。 この解凍ファイルは圧縮バージョンと同じ名前です。ただし、.BZ 拡張 子は付いていません。ユーザーが root 権限を持っている場合、この解凍ファイルは、元のファイルと同じ所有者、グループ、モード、および変更時刻を保持します。 ユーザーが root 権限を持っていない場合、このファイルは同じモードおよび変更時刻を保持しますが、新規所有者およびグループを獲得します。

フラグ

項目 説明
-f File 拡張を強制します。ファイルが既に存在している場合は、ファイルを上書きします。 ユーザーに対して、システムは既存のファイルが上書きされることを示すプロンプトを出しません。 ファイルのサイズは、実際には縮小しないことがあります。
-p File オリジナルの .BZ ファイルと解凍ダンプ・ファイルを保存します。これにより、オリジナルのダンプ・ファイルの回復が成功している場合は圧縮ファイルの除去が無効になります。オリジナルのダンプ・ファイルの回復がエラーにより完全でなかった場合、このオプションは部分的なダンプの除去を使用不可にします。

終了状況

項目 説明
0 正常終了。
>0 エラーが発生しました。

  1. dump.BZ ファイルを解凍するには、次のように入力します。
    
    /usr/bin/dmpuncompress dump.BZ

    dump.BZ ファイルは解凍され、名前が dump に変更されます。

  2. ファイルシステムに dump.BZ ファイルと新規に作成されたダンプ・ファイルを完了後に保持するには、次のように入力します。
    
    /usr/bin/dmpuncompress -p dump.BZ

位置

/usr/bin/dmpuncompress