dfpd コマンド

目的

ロード・バランシングされているサーバーについての負荷統計情報をロード・マネージャーに提供します。

構文

/usr/sbin/dfpd [ -d ] [ -f ConfigurationFile ]

説明

DFP デーモン (dfpd) は、ロード・バランシングされているサーバー上で実行し、 そのサーバーについての負荷統計情報をロード・マネージャーに提供します。 これにより、ロード・マネージャーは、より将来の接続を使用可能なサーバーに送信することができ、 このことがロード・バランシングに役立ちます。

dfpd デーモンは始動時に、ConfigurationFile パラメーターで指定されたファイルから自己の構成情報を読み取ります。 パラメーターが指定されていない場合は、dfpd デーモンは自己の構成情報を /etc/dfpd.conf ファイルから読み取ります。

始動すると、dfpd デーモンは、構成ファイルで指定されたポートでロード・マネージャーからの接続を listen します。

DFP デーモンの構成ファイル

/etc/dfpd.conf ファイルは、編集することによって更新できます。 /etc/dfpd.conf ファイルのエントリーには、次の情報が含まれています。

MD5 キー・エントリーは秘密鍵 (64 文字までの) を指定します。 この秘密鍵は、DFP クライアント、サーバー、およびロード・マネージャー間で同一でなければなりません。 MD5 キー・エントリーの例は、次のようになります。
md5key 1234567890abcdefabcdef12345678901234567890abcdefabcdef1234567890  
ロード・マネージャー listener エントリーは、DFP サーバーがロード・マネージャーの接続を listen するポートを指定します。ロード・マネージャー・エントリーの例は、次のようになります。
ldlistener 9503 
ポーリング・アイドル時間エントリーは、CPU アイドル時間の連続計算間の期間を指定します。ポーリング・アイドル時間エントリーの例は、次のようになります。
pollidletime 30 
計算されたアイドル時間は、mfactor 値によって乗算されてから、ロード・マネージャーに報告されます。このことは、異なる能力のマシン間で重みを合理化するのに有用です。デフォルト値は、ホスト上の CPU の数です。mfactor エントリーの例は、次のようになります。
mfactor 1

フラグ

項目 説明
-d デバッグ・モードで実行し、デーモン・プロセスにはなりません。
-f ConfigurationFile 指定された ConfigurationFile をデーモンに使用させます。