SMIT からの NIM マスターの構成と基本インストール・リソースの作成
SMIT を使用して、NIM マスターを構成し、基本インストール・リソースを作成するには、次の手順を実行します。
- AIX® ボリューム 1 メディアを、指定されたマスター・マシンの適切なドライブに挿入します。
- bos.sysmgt.nim.master ファイルセットをインストールするには、 smit install_latest 高速パスを入力します。
- 「LIST (リスト)」オプションを使用して、ソフトウェアの入力デバイス/ディレクトリーに /dev/cd0 を選択します。
- インストールするソフトウェアとして bos.sysmgt.nim.master を指定します。
- この画面のその他のすべてのフィールドは、デフォルト値をそのまま受け入れます。 このインストールが正常に完了したら、SMIT を終了します。
- NIM マスターを構成するには、 smit nim_config_env 高速パスを入力します。
- 「LIST (リスト)」オプションを使用して、 「Primary Network Interface for the NIM Master (NIM マスター用 1 次ネットワーク・インターフェース)」を選択します。
- LIST オプションを使用して、 「Input device for installation/images (インストール/イメージの入力装置)」 フィールドに /dev/cd0 を選択します。
- ディスクレス・クライアントおよびデータレス・クライアントをサポートする場合は、 ディスクレス/データレス・マシン・リソースを作成しますか? で はい を選択します。 作成するリソースの名前を指定します。
- この操作のいずれかの部分が失敗した場合に、新しく追加されたすべての NIM 定義およびファイルシステムを除去しますか? で はい を選択します。 設定します。 このようにすると、途中で障害が起きた場合に、この手順を再開しやすくなります。
- この画面のその他のすべてのフィールドは、デフォルト値をそのまま受け入れます。
注:
- マシンのスピードによっては、基本 NIM リソースの作成処理にかなり時間がかかる場合があります。
- この手順では、単に NIM マスターを構成して、 lpp_source および SPOT リソースを作成するだけでなく、 はるかに高度な機能を実行することができます。 ただし、この単純な構成で使用されるのは、使用可能な機能の一部のサブセットだけです。 熟練した NIM 管理者は、この手順からアクセスできる SMIT 画面を使って、さらに複雑な環境を作成できます。
- 構成作業について十分理解できるようになれば、障害が発生した際に、すべての構成を自動的に元に戻さない方法を選択することもできます (上記手順のステップ 10 のように)。 熟練した管理者にとっては、最後に発生した障害点から続けて作業する方が、構成作業を速く完了できるからです。