/usr SPOT と非 /usr SPOT の定義

SPOT リソースには、 通常はマシンの /usr ファイルシステムにインストールされる オペレーティング・システム・ファイルが含まれています。 ディスク・スペースがマシン上で制限されている場合、または SPOT を迅速に作成する必要がある場合は、完全に別個の SPOT を別の場所に作成するのではなく、マシンの /usr ファイルシステムを SPOT に変換すると役立つことがあります。

マシンの /usr ファイルシステムを SPOT に 変換する場合は、異なるハードウェア構成に対するサポートをマシンに提供するために追加ソフトウェアがマシンに インストールされます。 ほとんどのオペレーティング・システム・ファイルは、既にシステムにインストールされているので、 SPOT の作成時には再インストールされません。

/usr ファイルシステムを SPOT に変換した後で、 作成済みの /usr SPOT リソースで NIM を使って、マシンに対するすべてのソフトウェアの インストール操作および保守操作を実行する必要があります。 そうすることによって、マシンに対するソフトウェアのインストールまたは保守に加えて、 すべての必要な SPOT 操作が確実に実行されます。