コマンドにおける新機能

「コマンド」トピック集で新しく変更された情報、および大幅に変更された情報について記載します。

新規情報または変更情報の参照方法

技術変更が行われた箇所を分かりやすくするために、AIX® 7.2 資料では以下のように記載しています。
  • 変更情報の開始は、新規情報や変更情報の先頭を示すマークです。
  • 変更情報の終了 は、新規情報や変更情報の終了を示すマークです。

2020 年 11 月

以下は、「コマンド」トピック集に対して行われた更新の要約です。

  • 以下の新規コマンドに関する情報が追加されました。
    • hdcryptmgr コマンド: このコマンドは、論理ボリュームのデータ暗号化を管理します。
    • keysvrmgr コマンド: このコマンドは、暗号化された論理ボリュームで鍵サーバーが鍵保護方式として使用される場合に鍵サーバー・エントリーを管理します。
    • cdpd デーモン: このデーモンは、物理的に接続された Cisco デバイスからの Cisco Discovery Protocol (CDP) 着信データ・パケット/メッセージを制御します。
    • cdpctl コマンド: このコマンドは、cdpd デーモン、および AIX 論理区画のネットワーク・インターフェースを構成します。
    • create_ova コマンド: このコマンドはオープン仮想アプライアンスを作成します。
    • rpvutil コマンド: このコマンドは、Geographic Logical Volume Manager (GLVM) のリモート物理ボリューム (RPV) クライアントにおいてミラー・プールを構成します。
  • 以下のコマンドにおいて情報が更新されました。
    • smbcstat コマンドsmbctune コマンド、および mount コマンドにおいて新規 SMB バージョン 3.0.2 に関する情報が更新されました。
    • mkvg コマンド、mklv コマンド、lsvg コマンド、lslv コマンド、cplv コマンド、および varyonvg コマンドにおいて論理ボリューム暗号化に関する情報が更新されました。
    • rpvstat コマンドの -G フラグおよび -g フラグに関する情報が追加されました。
    • tr コマンドの -L フラグに関する情報が追加されました。 -L フラグを使用すれば、文字範囲を定義できます。
    • lsmpio コマンドの拡張パス状況フィールドに関する情報が更新されました。 また、NVMe 拡張状況 値に関する情報を追加しました。
    • JFS2 ファイルシステムにおける chfs コマンドでの縮小操作機能拡張に関する情報が追加されました。
    • fold コマンドが標準入力を使用するタイミングに関する情報が追加されました。 また、fold コマンドの File パラメーターおよび INPUT FILES パラメーターに関する情報が追加されました。
    • nohup コマンドにおいて、標準エラーが端末に表示されたときに標準出力が端末に表示されることもユーザー指定の出力ファイルに送信されることもなかった場合に発生する出来事について、情報が追加されました。
    • head コマンドが標準入力を使用するタイミングに関する注記が追加されました。
    • ln コマンドの -L フラグおよび -P フラグに関する情報が追加されました。
    • patch コマンドにおける終了状況 情報が更新されました。
    • pax コマンドにおける hdrcharset 拡張ヘッダー・レコードに関する情報が追加されました。
    • no コマンドにおける soreuseport_lb ネットワーク・チューナブル・パラメーターに関する情報が追加されました。
    • printf コマンドにおける a, A 項目および f, F 項目に関する情報が更新されました。
    • ../t_commands/touch.html コマンドの -d Date_Time フラグに関する情報が追加されました。

2019 年 11 月

以下は、「コマンド」トピック集に対して行われた更新の要約です。
  • sendmail コマンドにおいて、構成ファイルに関する情報を更新しました。
  • 以下のコマンドにおいて、Trusted Execution (TE) ポリシーがオンになっているときに何が発生するかについての情報を更新しました。
  • soestat コマンドに関する情報を追加しました。 soestat コマンドは、Serial over Ethernet (SoE) のドライバー情報および統計情報を表示します。
  • cpiscsi コマンドに関する情報を追加しました。 cpiscsi コマンドは、あるイニシエーター・デバイスから別のイニシエーター・デバイスに iSCSI ターゲット構成をコピーします。
  • ike コマンドにおいて、syslogd サブシステムのリフレッシュに関する情報を追加しました。
  • -L フラグを lpartstat コマンドに追加しました。
  • -g and -k フラグを lscluster コマンドに追加しました。
  • vmo コマンドにおいて、npsassert-h フラグに追加しました。
  • nmon コマンドにおいて、記録モードでの dfreq オプションを -y フラグに追加しました。
  • nPagesPerRBNACluster オプションを mount コマンドに追加しました。 nPagesPerRBNACluster は、ディスクに書き出される前にメモリー内に保持される最小ページ数を変更します。 値が大きいと、ディスクに書き出される前にメモリー内に保持されるデータは多くなります。
  • mkcluster コマンドの -c フラグが、4kdisk 機能ワードをサポートするようになりました。 クラスターは、リポジトリーおよびバックアップ・リポジトリー・ディスクとして 4K ブロックのディスクをサポートできる必要があります。
  • chcluster コマンドおよび mkcluster コマンドにおいて、-p フラグに関する情報を追加しました。 -p フラグは、SAN 共有ストレージを指定します。
  • ioo コマンドにおいて、dk_closed_path_recovery チューナブル・パラメーターに関する情報を追加しました。 dk_closed_path_recovery チューナブル・パラメーターは、ディスクのクローズ時に「障害」状態であったディスク・パスをリカバリーするためのサポートを有効または無効にします。
  • lsmpio コマンドにおいて、-o フラグに関する情報を追加しました。 -o フラグは、AIX ディスク・ドライバーが、指定されたディスクに関連付けられているパスすべてをオープンしようと試みることを示します。

2019 年 3 月

以下の情報は、「コマンド」トピック集に対して行われた更新の要約です。
  • audit コマンドにおいて、ストリーム監査情報に関する注記を追加しました。
  • dsh コマンドにおける注記を追加しました。