cthactrl コマンド

目的

クラスター内のサブシステムを制御します。

構文

cthactrl -i <init_opt> | -s | -k | -b | -r | -d | -z | -h

説明

cthactrl コマンドは、クラスター・サブシステム情報を確立してこれを制御し、 トポロジー・サービスおよびグループ・サービスを管理します。

フラグ

-i <init_opt>
グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステムを初期化します。 ここで、<init_opt> には以下を指定できます。
-c <cluster_name>
クラスター名を指定します。
-n <nodenum>
ノード番号を指定します。
-e <environ>
クラスター・アクセス・モジュールが入っているサブディレクトリーを指定します。
[-p <portspec>]
グループ・サービスおよびトポロジー・サービスの UDP ポート番号を指定します。
例:
cthactrl -i -c filesys -n 1 -e filesys -p "cthats=12347,cthags=12348"
-s
グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステムを始動します。
-k
グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステムを停止します。
-b
グループ・サービスおよびトポロジー・サービスのサブシステム構成 (例えば、machines.lst) を再構築します。
-r
グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステムをリフレッシュします。
-d
グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステムを削除します。
-z
グループ・サービスおよびトポロジー・サービス・サブシステムをアンインストールします。
-h
コマンドの使用状況ステートメントを標準出力に書き込みます。

セキュリティー

このコマンドを実行するには、root 権限が必要です。

終了状況

0
正常終了。
ゼロ以外の値
障害が発生しました。

制約事項

このコマンドは、cthags および cthats サブシステムのみに適用されます。

標準出力

-h フラグが指定されている場合は、このコマンドの使用状況ステートメントが標準出力に書き込まれます。

  1. ローカル・ノードを filesys1 のクラスターの一部として初期化し、cthags の UDP ポート番号として 12347 を、cthags の UDP ポート番号として 12348 を指定するには、次のように入力します。
    cthactrl -i -c filesys1 -n 1 -p "cthats=12347,cthags=12348" -e filesys1
  2. グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステム (cthags および cthats) を始動するには、次のように入力します。
    cthactrl -s
  3. グループ・サービス・サブシステムおよびトポロジー・サービス・サブシステム (cthags および cthats) を停止するには、次のように入力します。
    cthactrl -k

場所

/opt/rsct/bin/cthactrl