chtcb コマンド
目的
ファイルのトラステッド・コンピューティング・ベース属性を変更または照会します。
構文
説明
chtcb コマンドは、File パラメーターで指定したファイルの trusted computing base (TCB) 属性を変更または照会します。有効な代替値は、次のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
on | trusted computing base 属性を使用可能にします。 |
off | trusted computing base 属性を使用不可にします。 |
query | trusted computing base 属性の値を表示します。 |
このコマンドは、トラステッド・パスで実行してください。
セキュリティー
アクセス制御: このコマンドは、root ユーザーと security グループのメンバーにのみ実行 (x) アクセス権限を与えます。 このコマンドには、trusted computing base 属性が必要です。
例
- plans ファイルをトラステッド・コンピューティング・ベース (TCB) の一部として認識するには、次のように入力して trusted computing base 属性の値を on に設定します。
これで plans ファイルをトラステッド・パスから実行できます。chtcb on plans
- plans ファイルがトラステッド・コンピューティング・ベース (TCB) の一部であるかどうかを照会するには、次のように入力します。
状況が表示され、TCB 属性の値が on に設定されていれば、 plans ファイルはトラステッド・コンピューティング・ベースの一部であることがわかります。chtcb query plans
- plans ファイルをトラステッド・コンピューティング・ベース (TCB) から除去するには、次のように入力します。
chtcb off plans
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/usr/sbin/chtcb | chtcb コマンドが入っています。 |