chtcb コマンド

目的

ファイルのトラステッド・コンピューティング・ベース属性を変更または照会します。

構文

chtcb { on | off | query } File ...

説明

chtcb コマンドは、File パラメーターで指定したファイルの trusted computing base (TCB) 属性を変更または照会します。有効な代替値は、次のとおりです。

項目 説明
on trusted computing base 属性を使用可能にします。
off trusted computing base 属性を使用不可にします。
query trusted computing base 属性の値を表示します。

このコマンドは、トラステッド・パスで実行してください。

セキュリティー

アクセス制御: このコマンドは、root ユーザーと security グループのメンバーにのみ実行 (x) アクセス権限を与えます。 このコマンドには、trusted computing base 属性が必要です。

  1. plans ファイルをトラステッド・コンピューティング・ベース (TCB) の一部として認識するには、次のように入力して trusted computing base 属性の値を on に設定します。
    chtcb on plans 
    これで plans ファイルをトラステッド・パスから実行できます。
  2. plans ファイルがトラステッド・コンピューティング・ベース (TCB) の一部であるかどうかを照会するには、次のように入力します。
    
    chtcb query plans
    状況が表示され、TCB 属性の値が on に設定されていれば、 plans ファイルはトラステッド・コンピューティング・ベースの一部であることがわかります。
  3. plans ファイルをトラステッド・コンピューティング・ベース (TCB) から除去するには、次のように入力します。
    
    chtcb off plans

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/chtcb chtcb コマンドが入っています。