chnamsv コマンド

目的

ホスト上の TCP/IP ベースのネーム・サービス構成を変更します。

構文

chnamsv [ -a"Attribute=Value ..." | -A FileName ]

説明

chnamsv 高水準コマンドは、ホスト上の TCP/IP ベースのネーム・サービス設定を変更します。このコマンドは、/etc/resolv.conf ファイルだけを変更します。ネームサーバー・データベースは変更しません。

クライアントのネーム・サービス設定を変更すると、chnamsv コマンドは namerslv 低水準コマンドを呼び出して resolv.conf 構成ファイルを適宜変更します。

このコマンドは、System Management Interface Tool (SMIT) smit namerslv 高速パスを使用しても実行できます。

フラグ

項目 説明
-A FileName ネームサーバーの初期化情報が入っているファイルの名前を指定します。
-a "Attribute=Value..." データベース内のネームサーバーの初期化ファイルを更新するときに使用する属性とその値のリストを指定します。

属性は次のいずれかです。

domain
ネームサーバーのドメイン・ネーム。
nameserver
ネームサーバーのインターネット・アドレス。

  1. ネームサーバーの初期化ファイルを更新するには、 次のフォーマットでコマンドを入力します。
    chnamsv    -a "domain=austin.century.com   nameserver=192.9.200.1"
    上記の例では、ドメイン・サーバーとネームサーバーのアドレスが更新されます。以前のドメインは上書きされ、新規のネームサーバー・エントリーが付加されます。
  2. 別のファイルのネームサーバー初期化情報を更新するには、 次のフォーマットで入力します。

    chnamsv    -A   namsv.file
    上記の例では、更新情報を持つファイルは namsv.file です。

ファイル

項目 説明
/etc/ resolv.conf ローカル resolver ルーチン用の DOMAIN ネームサーバー情報が入っています。