chargefee コマンド

目的

エンド・ユーザーに対して、使用したコンピューター・リソースに対応する課金を行います。

構文

/usr/sbin/acct/chargefee User Number

説明

chargefee コマンドは管理権限のオーナーが使用し、User パラメーターで指定した個別のユーザーに、Number パラメーターで指定した作業単位数について代金を請求します。 Number 値には、整数または 10 進値が使用できます。

chargefee コマンドは、レコードを /var/adm/fee ファイルに書き込みます。 この情報は、acctmerg コマンドによって他のアカウント・レコードと組み合わせて日次レポートを作成します。

注: 分散環境の複数のノード間でアカウンティング・ファイルを共有することはできません。各ノード固有の各種アカウンティング・ファイルのコピーがノードごとにあることが必要です。

セキュリティー

アクセス制御: このコマンドは、adm グループのメンバーにのみ実行 (x) アクセス権限を与えます。

財務レポートに関して 10 作業単位の代金を smith に請求するには、次のように入力します。

/usr/sbin/acct/chargefee smith 10 

レコードが /var/adm/fee ファイルに作成されます。acctmerg コマンドは、このレコードを他のアカウンティング・ファイルのレコードと組み合わせて日次レポートを作成します。

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/acct アカウンティング・コマンドへのパス。
/var/adm/fee 各ログイン名に対して請求された代金を累積します。