autopush コマンド

目的

自動的にプッシュされる STREAMS モジュールのリストを構成します。

構文

autopush -f File

autopush -r -M Major -m Minor

autopush -g -M Major -m Minor

説明

autopush コマンドは、デバイスのオープン時に自動的にストリームにプッシュされるモジュールのリストを構成します。 前の設定を除去したり、設定値に関する情報を取得することもできます。

フラグ

項目 説明
-f File 指定されたファイルに格納された情報に従って、各ドライバー用の autopush 構成を設定します。
File パラメーターに指定するファイルは、1 行当たり最低 4 フィールドから成る行で構成されます。 各フィールドは、次の例のように、文字スペースで分離されます。

maj_ min_ last_min_ mod1 mod2 . . . modn

最初の 3 フィールドはメジャー・デバイス番号、マイナー・デバイス番号、および最後のマイナー・デバイス番号を指定する整数です。 後続のフィールドは、モジュールの名前を表します。 min_ フィールドの値が -1 の場合は、maj_ フィールドにより指定されたメジャー・ドライバーのすべてのマイナー・デバイスが構成され、last_min_ フィールドの値は無視されます。last_min_ フィールドの値が 0 の場合は、1 つのマイナー・デバイスだけが構成されます。特定のメジャー・デバイス用の一連のマイナー・デバイスを構成するには、min_ フィールドの値を last_min_ フィールドより小さくする必要があります。

autopush ファイル内の行の最後のフィールドは、モジュール名のリストを表します。 各モジュール名は文字スペースで分離されます。 ストリームに自動的にプッシュできるモジュールの最大数は 8 個です。モジュールは、リストに表示されている順にストリームにプッシュされます。 注釈行は # (ポンド記号) で始まります。

-r 特定のメジャーおよびマイナー・デバイス番号の前の構成セットを除去します。
-g 特定のメジャーおよびマイナー・デバイス番号の現行の構成セットを取得します。 また、要求が特定範囲の設定に対応している場合は、開始マイナー・デバイス番号を戻します。
-MMajor メジャー・デバイス番号を指定します。
-mMinor マイナー・デバイス番号を指定します。

このオペレーティング・システムは、メジャー番号を指定しやすくする機能強化版の autopush コマンドを提供しています。 メジャー番号が通常使用されるところならどこでも、メジャー番号の代わりにドライバーの名前を指定できます。

パラメーター

項目 説明
File 少なくとも、メジャー・デバイス番号、マイナー・デバイス番号、最後のマイナー・デバイス番号、およびモジュールが入っています。
Major メジャー・デバイス番号を指定します。
Minor マイナー・デバイス番号を指定します。

  1. 自動的にプッシュされるストリーム・モジュールのリストを構成するには、次のように入力します。
    autopush -f File
  2. 直前の構成を削除するには、次のように入力します。
    autopush -r -M Major -m Minor
  3. 現行構成を表示するには、次のように入力します。
    autopush -g -M Major -m Minor