ap コマンド
目的
アドレスを解析しそのフォーマットを再設定します。
構文
ap [ -form File | -format String ] [ -normalize | -nonormalize ] [ -width Number ] Address
説明
ap コマンドは、アドレスを解析しそのフォーマットを再設定します。 ap コマンドは、ユーザーが開始するものではありません。 ap コマンドを呼び出すのは他のプログラムです。 このコマンドは、一般に絶対パス名 /usr/lib/mh/ap を使って呼び出されます。
ap コマンドは、アドレス・パラメーターに指定された各文字列を解析し、そのフォーマットを再設定しようとします。 ap コマンドのデフォルトの出力フォーマットは ARPA RFC 822 標準です。 デフォルトのフォーマットを使用した場合、ap コマンドは、解析できない各文字列についてエラー・メッセージを表示します。
代替ファイルおよび文字列のフォーマットは、-form フラグおよび -format フラグを使って指定します。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-form File | Address パラメーターに指定されたアドレス文字列のフォーマットを、File 変数に記述されている代替フォーマットに再設定します。 |
-format String | Address パラメーターに指定されたアドレス文字列のフォーマットを、String 変数に指定されている代替フォーマットに再設定します。
デフォルトのフォーマット文字列は次のとおりです。
|
-help | コマンド構文、使用可能なスイッチ (トグル)、およびバージョン情報をリストします。
注: MH に対しては、フラグ名を完全に表記しなければなりません。 |
-nonormalize | ホストのローカル・ニックネームを、公式ホスト名に変換しません。 |
-normalize | ホストのローカル・ニックネームを、公式ホスト名に変換しようとします。 このフラグはデフォルトです。 |
-width Number | ap コマンドが日付とエラー・メッセージを表示するときに使う最大桁数を設定します。 デフォルトはディスプレイの幅です。 |
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/etc/mh/mtstailor | MH 調整ファイルが入っています。 |
$HOME/.mh_profile | MH ユーザー・プロファイルが入っています。 |