ボリューム保護設定の変更
ボリューム保護は、システムが最新の入出力アクティビティーを検出した場合にアクティブ・ボリュームまたはホスト・マッピングが誤って削除されないようにします。このグローバル設定は、新しいシステム上でデフォルトで有効になります。システムで構成されているすべてのボリュームにこの値を適用するか、または特定のプールでシステム・レベルのボリューム保護を有効にするか無効にするかを制御できます。
このタスクについて
chsystem コマンドを使用して、システムから削除できるようになるまでにボリュームがアイドル状態でなければならない時間間隔を設定します。この設定による影響を受けるコマンドは失敗します。-force パラメーターが使用されていても、ボリュームが指定の期間アイドル状態でなければ、削除は失敗します。管理 GUI で、 を選択して、システムおよび特定プールのボリューム保護値を管理します。ボリューム保護設定を変更するには SecurityAdmin 役割または Administrator 役割が必要です。
プールで保護をアクティブにするには、システム全体のボリューム保護とプール・レベルの保護の両方を使用可能にする必要があります。 プール・レベルの保護はシステム・レベルの設定によって異なり、そのプール内のボリュームに対して確実に保護が適用されるようにします。システム・レベルの保護が有効だが、プール・レベルの保護が有効になっていない場合、この設定がシステム・レベルで構成されていても、プール内のすべてのボリュームを削除できます。
この設定によって影響を受けるコマンドは、以下のとおりです。
システム・レベルまたはプール・レベルでボリューム保護設定を変更するには、以下の手順を実行します。
手順
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システム全体の値を変更するには、svctask chsystem -vdiskprotectionenabled yes
-vdiskprotectiontime 60 を発行します。
-vdiskprotectionenabled yes パラメーターは、ボリューム保護を有効にし、-vdiskprotectiontime パラメーターは、削除できるようになるまでにボリュームが非アクティブ状態でなければならない時間の長さを示します。 ボリュームは、非アクティブであった時間が 60 分を超えている場合にのみ削除できます。
- プール全体の値を変更するには、svctask
chmdiskgrp -name <name> -vdiskprotectionenabled yes を発行します。 システム全体レベルで指定された間隔は、プール内のボリュームに使用されます。