CLI を使用したノード従属ボリュームのリスト

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ノードの状況に依存するボリュームをリストすることができます。

始める前に

ノードがオフラインになるか、システムから取り外されると、そのノードに依存するすべてのボリュームがオフラインになります。ノードをオフラインにするか、ノードをシステムから取り外す前に、lsdependentvdisks コマンドを実行して、ノード従属ボリュームをすべて識別します。

このタスクについて

デフォルトにより、lsdependentvdisks コマンドは、すべての使用可能なクォーラム・ディスクも検査します。 クォーラム・ディスクが指定ノードを使用するしかアクセスできない場合、 コマンドはエラーを返します。

ノード従属ボリュームは、さまざまなシナリオのもとで作成されます。 以下の例は、lsnodedependentvdisks コマンドによりノード従属ボリュームが戻される一般的なシナリオです。
  1. ノードには、ミラーリングされたボリュームの唯一の同期済みコピーも入っています。
  2. このノードは、SAN ファブリック上の MDisk にアクセスできる唯一のノードです。
  3. 入出力グループの他方のノードはオフラインです (入出力グループのすべてのボリュームが返されます)。
  4. キャッシュ内の滞留データが原因で、パートナー・ノードが入出力グループに参加できません。
(1) を解決するには、 MDisk 間のボリューム・ミラー同期化が完了できるようにします。 (2-4) を解決するには、オフラインの MDisk をオンラインにし、機能低下したパスを修復します。
注: このコマンドは、その実行時にノード従属ボリュームをリストします。後でシステムを変更した場合は、このコマンドを再実行する必要があります。

手順

  1. lsdependentvdisks CLI コマンドを発行する。

    次の例は、node01 に従属するボリュームをリストする CLI フォーマットを示します。

    lsdependentvdisks -enclosure -delim : 0:1

    次の例は、表示される出力を示します。

    vdisk_id:vdisk_name
    4:vdisk4
    5:vdisk5
  2. lsdependentvdisks コマンドがエラーを返した場合は、 クォーラム・ディスクを、すべてのノードを使用してアクセスできる MDisk に移動する必要があります。
    エラーが返されなくなるまで、コマンドを繰り返し実行します。
  3. lsdependentvdisks コマンドを再実行します。
    このコマンドによってボリュームが返されなかった場合、システムにはノード従属ボリュームはありません。

    次の例は、node01 に依存するボリュームをリストするコマンド構文を示します。

    lsdependentvdisks -delim : -node node01 :
    
    

    次の例は、システムにノード従属ボリュームがない場合のコマンド出力を示します。

    vdisk_id       vdisk_name