ボリュームの削除

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) または管理 GUI を使用して、ボリュームを削除できます。

既存のボリュームとミラーリングされたすべてのコピーを削除するには、rmvolume コマンドまたは管理 GUI を使用します。また、ボリューム上のデータは、すべて削除されます。管理 GUI で、「ボリューム」 > 「ボリューム」を選択し、削除するボリュームを右クリックして、「削除」を選択します。

そのボリュームが、現在、従属オブジェクトまたはアクションで使用されている場合は、警告が表示されます。従属オブジェクト (ホスト・マッピングやコピー・サービス関係など) および従属アクション (実行中のバックアップ操作など) は、管理 GUI の別個のタイルに表示されます。従属性のあるこれらのボリュームの削除を確認するには、各タイルのチェック・ボックスをクリックして、「削除」を選択します。チェック・ボックスが選択されていない場合、ボリュームは削除されません。

従属ボリュームやアクションがない場合、そのボリュームは削除されます。

重要: 削除されたボリュームからデータをリカバリーすることはできません。

ボリュームを構成するエクステントは、プール上で使用可能な空きエクステントのプールに戻されます。このボリュームに対してリモート・コピー、FlashCopy、またはホスト・マッピングがまだ存在する場合、削除は失敗します。ボリュームがホストにマップされている場合は、-removehostmappings パラメーターを使用して、そのボリュームへのホスト・マッピングを削除します。同様に、-removercrelationships パラメーターと -removefcmaps パラメーターを使用して、ボリュームを削除するときに既存のリモート・コピー関係または FlashCopy マッピングを削除できます。

ボリューム保護機能を有効にして、定義された期間内にボリュームが入出力を受け取る場合にボリュームが削除されないようにすることができます。

コマンド・ライン・インターフェースを使用して基本ボリュームを削除するには、以下の手順を実行します。
  1. ボリュームと既存のすべてのホスト・マッピングを削除するには、次のコマンドを入力します。
    rmvolume -removehostmappings myvol

    ここで、myvol は削除するボリュームのボリューム名です。

コマンド・ライン・インターフェースから HyperSwap ボリュームボリュームを削除するには、以下の手順を実行します。

  1. VASA プロバイダー・セキュリティー役割を持つユーザーとしてログインします。
  2. 次のコマンドを入力してボリュームを削除します。
    rmvolume highavailabilityvol

    ここで、highavailabilityvol は削除するボリュームの名前です。