VVOL 対応 ESXi ホストの追加

システム上で VMware vSphere 仮想ボリュームを有効にした後、システム上の仮想ボリュームに対応できる ESXi ホストを定義する必要があります。

ホストは、仮想ボリューム機能を使用するためには、ESXi バージョン 6.0 以上を実行している必要があります。さらに、そのホストのホスト・タイプ・フィールドを VVOL に設定して、ストレージ・システムに追加する必要があります。ホスト・タイプを VVOL に変更することにより、既存のホスト上で VVOL を有効にすることもできます。

管理 GUIの使用

仮想ボリュームに対応できる新規 ESXi ホストを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. 管理 GUI で、「ホスト」 > 「ホスト」を選択します。
  2. 「ホストの追加」をクリックします。
  3. 「ホストの追加」ページで、ホストの名前と設定を入力し、ホスト・タイプとして「VVOL」を選択します。 VVOL は、コマンド・ラインの adminlun ホスト・タイプに相当します。
  4. 「ホストの追加」をクリックします。

既存のホストを VVOL に対応できるように変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 管理 GUI で、「ホスト」 > 「ホスト」を選択します。
  2. 既存のホストを右クリックして、「属性」を選択します。
  3. 「属性」ページの「概要」タブで、「編集」を選択します。
  4. 「ホスト・タイプ」として「VVOL」を選択します。VVOL は、コマンド・ラインの adminlun ホスト・タイプに相当します。
  5. 「保存」をクリックします。

コマンド・ライン・インターフェース (CLI) の使用

コマンド・ライン・インターフェースを使用してホストを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力します。
    mkhost -name esx1 -type adminlun -fcwwpn 210100E08B251EE6:210100F08C262EE7
    ここで、-type adminlun仮想ボリューム の管理に使用されるホストを示します。adminlun ホスト・タイプは、管理 GUI の VVOL ホスト・タイプに相当します。
コマンド・ラインを使用して、既存のホストを VVOL に対応できるように変更するには、以下の手順を実行します。
  1. 次のコマンドを入力します。
    chhost -name esx1 -type adminlun -fcwwpn 210100E08B251EE6:210100F08C262EE7
    ここで、-type adminlun仮想ボリューム の管理に使用されるホストを示します。adminlun ホスト・タイプは、管理 GUI の VVOL ホスト・タイプに相当します。