ストレージ・システムの構成および保守
パフォーマンスの問題を回避するには、SAN 接続のストレージ・システムおよびスイッチを必ず正しく構成して、Storwize® V7000 対称仮想化を使用して効率的に作動できるようにする必要があります。
仮想化には、直接接続または直接 SAN 接続のストレージ・システムを上回る多数の利点があります。 しかし、仮想化は、直接接続ストレージに比べて、パフォーマンス・ホットスポットに影響を受けやすくなります。 ホットスポットが生じると、ホストで入出力エラーが発生して、データへのアクセスが失われる可能性があります。
- ストレージ・システムの識別
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) およびシステムの管理 GUI によって提示されるシリアル番号は、装置のシリアル番号です。 - ストレージ・システムの構成のガイドライン
パフォーマンスを最大化し、入出力問題の可能性を回避するには、ストレージ・システムに関する以下の構成ガイドラインおよび手順に従う必要があります。 - 平衡型ストレージ・システムの構成
ストレージ・システムを Storwize V7000に接続するには、平衡型システムの特性を設定するために特定の設定が適用されていることが必要です。 - ストレージ・システムの要件
ローカル・クラスター化システム のアプリケーションのパフォーマンスは、リモート・システムのストレージ・システムの パフォーマンスによって制限されることがあります。 - 論理装置のディスカバー
システムの初期化には、ディスカバリーという処理が含まれます。 - CLI を使用した論理装置の拡張
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、 論理装置を拡張できます。 - CLI を使用した論理装置マッピングの変更
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、 論理装置 (LU) マッピングを変更できます。Storwize V7000が MDisk を管理している場合、LUN ID と固有 ID (UID) はリンクされており、動的に変更することはできません。 - 複数リモート・ポートのストレージ・システムへのアクセス
管理対象ディスク (MDisk) 論理装置 (LU) へのアクセスが複数のストレージ・システム・ポートを介して可能な場合、Storwize V7000・システムを使用すると、この LU にアクセスするすべてのノードがアクティビティーを調整して、同じストレージ・システム・ポートを介してアクセスするようになります。 - CLI を使用して、ストレージ・システム名をその Storwize V7000 名から判別
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ストレージ・システム名をその Storwize V7000 名から判別することができます。 - CLI を使用したストレージ・システムの名前変更
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ストレージ・システムの名前を変更できます。 - CLI を使用した既存ストレージ・システムの構成の変更
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、既存ストレージ・システムの構成を変更できます。 論理装置 (LU) を削除して取り替える際に、 ストレージ・システムの構成を変更する必要があります。 - CLI を使用した、実行中の構成への新しいストレージ・システムの追加
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用すれば、新しいストレージ・システムをいつでもご使用の SAN に追加することができます。 - CLI を使用したストレージ・システムの除去
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ストレージ・システム を除去することができます。システムは、ファイバー・チャネル接続と外部のどちらのストレージ・システムもサポートします。 - CLI を使用して、構成解除された LU を表す MDisk を除去
コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、MDisk をクラスター化システム (システム) から除去できます。 - クォーラム・ディスクの作成およびエクステント割り振り
クォーラム・ディスクは、クラスター化システム (システム) の現在の状態に関してノードの「議決セット」に相違が生じた場合に競合状況を解決するのに使用されます。 - 手動ディスカバリー
ストレージ・システム上で LUN を作成または除去する際、管理対象ディスク (MDisk) ビューは自動的に更新されません。 このビューを更新するには、CLI コマンドを発行するか、管理 GUI を使用する必要があります。 - ストレージ・サブシステムのサービス
Storwize V7000システムへの接続用にサポートされるストレージ・システムは、 並行保守を可能にする、予備コンポーネントおよびアクセス・パスによって設計されています。 ホストは、コンポーネントの障害および取り替えの間にも、 そのデータへのアクセスを継続します。 - ファイバー・チャネル接続を使用した外部ストレージ・システムの構成
システムは、ファイバー・チャネル接続を使用する外部ストレージ・システムをサポートします。 - iSCSI 接続を使用した外部ストレージ・システムの構成
このシステムは、外部ストレージ・システムとして使用される Storwize ファミリー、IBM Spectrum Accelerate™、および Dell EqualLogic システムとの iSCSI 接続をサポートします。
親トピック: 構成