NotesView (JavaScript™)

データベースのビューまたはフォルダを表し、そのデータベース内の文書へのアクセスを提供します。

アクセス

ビューとフォルダには、以下の方法でアクセスできます。
  • データベース内のすべてのビューとフォルダにアクセスするには、NotesDatabasegetViews を使用します。
  • 名前または別名が分かっている 1 つのビューまたはフォルダにアクセスするには、NotesDatabasegetView を使用します。
  • ページレベルのデータソースであるビューまたはフォルダにアクセスするには、view1view2 などのように、そのグローバルオブジェクト名を使用します。

データベース内のアクセス可能なビューやフォルダを表す、NotesView オブジェクトまたは NotesView オブジェクトのベクトルが返されます。これらの NotesView オブジェクトは、有効なユーザー ID が所有するデータベース内の公開ビューまたはフォルダである場合や、個人ビューまたはフォルダである場合があります。デスクトップに保管されている個人ビューとフォルダに、プログラムによってアクセスすることはできません。

ビューエントリがある場合にビューまたはフォルダにアクセスするには、NotesViewEntrygetParent を使用します。

使用法

NotesView オブジェクトは、NotesViewEntryNotesViewEntryCollectionNotesViewNavigator の各オブジェクトへのアクセスを提供します。
  • NotesViewEntry オブジェクトは、ビューの行を表します。このオブジェクトは、文書、カテゴリ、合計の場合があります。 文書エントリは、関連する NotesDocument オブジェクトへのハンドルを提供します。
  • NotesViewEntryCollection オブジェクトは、選択された文書、またはすべての文書の NotesViewEntry オブジェクトへのアクセスを提供します (カテゴリと合計の NotesViewEntry オブジェクトは除きます)。
  • NotesViewNavigator オブジェクトは、選択された、またはすべての NotesViewEntry オブジェクトと NotesDocument オブジェクトをナビゲートする方法を提供します。

NotesView オブジェクトは、ビュー内の各列の情報が含まれている NotesViewColumn オブジェクトへのアクセスを提供します。

NotesView オブジェクトを作成した後に文書を変更し、その変更内容によって基礎となるビューが影響を受ける場合、NotesView オブジェクトでのナビゲーションが正しく実行されない可能性があります。その場合、NotesView オブジェクトを更新するか、新規のオブジェクトを作成する必要があります。ビューに影響する文書の変更には、選択式によって使用されるフィールドに対する追加、削除、変更などがあります。

自動更新: 無効

特に、ビューがナビゲータまたはエントリコレクションのベースである場合は、IsAutoUpdate を設定して、ビューの自動更新を回避します。自動更新により、パフォーマンスが低下します。また、子オブジェクトのエントリが無効になることがあります (エントリが索引に見つかりません)。ビューは、必要に応じて refresh を使用して更新できます。

変数名「view」の回避

同じ名前のグローバル変数と混同しないように、view は変数名として使用しないでください。view という名前のグローバル変数は、IBM Notes のビューではなく、最上位レベルのコンテナコントロール (つまり XPage 自体) を参照します。