FileExport @Command (式言語)
IBM Notes/Domino の文書やビューを書き出します。
構文
@Command( [FileExport] )
または
@Command( [FileExport] ; fileType ; fileName )
パラメータ
fileType
文字列。書き出し先ファイルの種類です。この後に示すファイルの種類のリストを参照してください。
fileName
文字列。書き出し先ファイルの名前です。ファイル名は、ドライブ、ディレクトリ、ファイル名を含む完全パス名で指定します。
fileType と fileName パラメータを省略すると、[ファイルの書き出し] ダイアログボックスが表示されます。パラメータを指定した場合は、指定した fileType と fileName を使用してビューまたは現在開いている文書が書き出されます。
戻り値
数値。[ファイルの書き出し] の [キャンセル] ボタンをクリックすると、数値 1 が返されます。
使用法
このコマンドは、書き出すファイルの種類によって、ビューレベルか、文書が読み込みモードか編集モードで開いているときに使用できます。
このコマンドは Web では機能しません。
fileType は、以下に示すいずれかの種類である必要があります。ファイルの種類はすべての文字を正確に入力する必要はなく、ファイルの種類を一意的に識別できる部分までの入力で構いません。ファイルの種類が特定できない場合は、リスト内で、入力した文字列に一致する最初のファイルの種類が使用されます。
Windows のファイルの種類
文書レベル ASCII Text CGM Image Microsoft RTF* TIFF 5.0 Image vCard 3.0**
ビューレベル Comma Separated Value*** Lotus® 1-2-3* Structured Text Tabular Text vCard 3.0**
Macintosh のファイルの種類
文書レベル ASCII Text Microsoft RTF* TIFF 5.0 Image CGM Image vCard 3.0**
ビューレベル Comma Separated Value*** Lotus 1-2-3* Structured Text Tabular Text
*これらのファイル名の形式は、R5.0.5 から変更されています。R5.0.5 以降をアップグレードしないでインストールしている場合、R5.0.5 より前のスクリプトが古い名前の形式を使用してこれらのファイルを参照しても機能しないことがあります。
**Release 6 の新機能です。
***Release 6.5 の新機能です。
例
- 次の式は、ビューを表形式文字列で c:¥temp.txt に書き出します。
@Command([FileExport]; "Tabular Text"; "c:¥¥temp.txt")
- 次の式は、現在のビューを Hardware という名前の 1-2-3® Macintosh 対応版のワークシートに書き出して、そのファイルをユーザーのクライアントコンピュータの Lotus 1-2-3 フォルダに保存します。
@Command([FileExport];"Lotus 1-2-3";"SBRAUN:Lotus 1-2-3:Hardware")
- 次のエージェント式は、ユーザーが [アクション] メニューからエージェントを起動するときに、現在の文書をローカルマシンの C ドライブの testing.txt ファイルに書き出します。
@Command([FileExport];"ASCII";"C:¥¥testing.txt")
このエージェントは、「アクションメニューから手動で」のイベントトリガーを持ち、その対象として「なし」が選択されます。