ランタイムエラー

ランタイムエラーは式の実行時に発生します。このエラーは次のように分類できます。

次の @関数は、ランタイムエラーの処理に役に立ちます。

Notes はフィールドの有効性を検証し、これに失敗すると、検査対象のフィールドにエラーを生成します。例えば、フィールドを数値として指定したのに、ユーザーが数値以外の値を入力すると、そのフィールドの値はエラーになります。フィールドの値を @Error に設定することにより、そのフィールドにエラーを生成できます。

また、ユーザーが文書を保存するときにも、フィールドのエラーが報告されます。例えば、数値フィールドに数値でない値が入っている場合、ユーザーが文書を保存しようとすると、IBM Domino® は「文字を数値に変換することはできません」というメッセージを生成します。

メッセージを変更するか、エラー発生時に別のアクションを実行するには、フィールド確認式で @IsError を使用してフィールドにエラーがあるかテストします。@Failure を使用すると独自のメッセージを生成できますが、この関数はフィールド確認式でしか使用できません。

フィールドに独自のエラー条件を組み込むには、エラー条件が検出されたら @Error を返すようにします。

フィールド式以外、例えばエージェント、ボタン、ホットスポットなどでも、フィールドの内容を調べて、エラー条件に対してただちに対応できます。例えば、ボタンを使用してフィールドを調べて、ユーザが文書を保存しようとする前に、フィールドの値を変更したり、エラーを報告できます。なお、エラーチェックでは、ユーザーがフィールドに値を入力するとすぐに、IBM Notes の内部的なエラー検査が実行されてエラーが生成されるのに対し、@Error を使用した変換式では、文書の保存時までエラーは生成されません。


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