クラスター・ゾーン
PowerHA® SystemMirror® Version 7.2.2以降では、クラスター・ゾーンの概念がサポートされます。 クラスター・ゾーンを使用して、さまざまな方法でクラスターを編成することができます。 例えば、すべての実動クラスター用のゾーン、開発クラスター用の別のゾーン、テスト・クラスター用の別のゾーンなどを作成することができます。 ゾーンを、クラスターの地理的位置 (例えば、ニューヨーク市内にあるクラスターやボストンにあるクラスター) に基づいて編成することもできます。 クラスター・ゾーンは、各種アプリケーション (例えば、DB2 Clusters、WebSphere Clusters) によって編成することもできますし、あるいはカスタマー名で編成することもできます。
ゾーン管理
クラスターのグループがゾーンを形成します。 管理者は、さまざまなゾーンを作成することができ、1 つのゾーンに任意の数のクラスターを割り当てることができます。 ただし、1 つのクラスターを複数のゾーンのメンバーにすることはできません。 ゾーンを作成することで、管理者は、ユーザーが特定のクラスターのグループにアクセスできないよう制限することができます。
特定のゾーンについて、ユーザーにアクセスできるようにすることもできます。 ユーザーをゾーンに追加しない場合、そのユーザーは、ゾーンに関連付けられたクラスターを表示することができません。
注: クラスターがどのゾーンにも割り当てられていない場合、そのクラスターは 「未割り当てクラスター」 として表示され、すべての PowerHA SystemMirror GUI ユーザーがアクセスできるようになります。
PowerHA SystemMirror GUIを使用してゾーンを作成するには、以下の手順を実行します。
- アイコンをクリックします。
- 「ゾーン」を選択します。
- 「ゾーンの追加 (Add zone)」をクリックして、必要な情報をすべて入力します。
- 「続行」をクリックします。
- リストからクラスターを選択して、「続行」をクリックします。
- リストからユーザーを割り当て、「保存」をクリックします。