[V5.0.1 以降]DataPower Gateway のみjwt-generate

IBM® API ConnectGenerate JWT セキュリティー・ポリシーは、JSON Web トークン (JWT) を生成するために使用します。

jwt-generate ポリシーの構造は、以下のとおりです。
- jwt-generate:
  title: title
  description: description
  jwt: json_web_token
  jti-claim: jwt_id_claim
  iss-claim: issuer_claim
  exp-claim: validity_period
  sub-claim: subject_claim
  aud-claim: audience_claim
  jws-jwk: sign_jwk_variable_name
  jws-alg: cryptographic_algorithm
  jws-crypto: sign_crypto_object
  jwe-enc: encryption_algorithm
  jwe-jwk: encrypt_jwk_variable_name
  jwe-alg: key_encryption_algorithm
  jwe-crypto: encrypt_crypto_object
以下の表に、このポリシーのプロパティーを示します。
表 1. Generate JWT ポリシーのプロパティー
プロパティー・ラベル プロパティー名 必須 説明 データ型
タイトル title いいえ ポリシーのタイトル。

デフォルト値は、jwt-generate です。

ストリング
説明 description いいえ ポリシーの説明。 ストリング
JSON Web トークン (JWT) jwt いいえ 生成された JWT を格納するためのランタイム変数。

デフォルト値は、generated.jwt です。ただし、設定しない場合、生成された JWT はベアラー・トークンとして許可ヘッダーに書き込まれます。

ストリング
JWT ID クレーム jti-claim いいえ JWT ID (jti) クレームを JWT に追加するかどうかを指定します。

選択した場合、プロパティーが true に設定され、UUID が生成されて JTI クレーム値として設定されます。

ブール
Issuer クレーム iss-claim はい Issuer (iss) クレーム・ストリングの取得元となるランタイム変数。このクレームは、JWT を発行したプリンシパルを表しています。

デフォルト値は、iss.claim です。

ストリング
Subject クレーム sub-claim いいえ Subject (sub) クレーム・ストリングの取得元となるランタイム変数。 ストリング
Audience クレーム aud-claim いいえ Audience (aud) クレーム・ストリングの取得元となるランタイム変数。複数の変数を設定する場合は、コンマ区切りのストリングを使用します。 ストリング
有効期間 exp-claim はい JWT が有効とみなされる期間として、現在の日時に追加される時間の長さ (秒)。

デフォルト値は 3600 です。

整数
プライベート・クレーム private-claims いいえ 一連の有効な JSON クレームの取得元となるランタイム変数。これらのクレームは、前に指定した任意の一連のクレームに追加されます。 ストリング
署名用 JWK 変数名 jws-jwk いいえ JWT に署名するために使用される JWK を含むランタイム変数。1 ストリング
暗号アルゴリズム jws-alg いいえ 使用する暗号アルゴリズム。有効な値は次のとおりです。
  • HS256
  • HS384
  • HS512
  • RS256
  • RS384
  • RS512
  • ES256
  • ES384
  • ES512
  • なし
ストリング
署名用暗号オブジェクト jws-crypto いいえ JWT に署名するために使用する暗号オブジェクト。1 ストリング
暗号化アルゴリズム jwe-enc いいえ 使用する暗号化アルゴリズム。有効な値は次のとおりです。
  • A128CBC-HS256
  • A192CBC-HS384
  • A256CBC-HS512
ストリング
暗号化用 JWK 変数名 jwe-jwk いいえ JWT を暗号化するために使用する JWK を格納するランタイム変数。 ストリング
鍵暗号化アルゴリズム jwe-alg いいえ 使用する鍵暗号化アルゴリズム。有効な値は次のとおりです。
  • RSA1_5
  • RSA-OAEP
  • RSA-OAEP-256
  • dir
  • A128KW
  • A192KW
  • A256KW
ストリング
暗号化用暗号オブジェクト jwe-crypto いいえ クレームを暗号化するために使用する暗号オブジェクト。 ストリング

以下に jwt-generate ポリシーの例を示します。
- jwt-generate:
    title: jwt-generate
    iss-claim: iss.claim
    exp-claim: 3600
    jwt: generated.jwt
    jti-claim: true
    sub-claim: sub.claim
    aud-claim: aud.claim
    private-claims: private.claims
    jws-jwk: jws.jwk
    jws-alg: HS256
    jws-crypto: jwsCryptoObjectName
    jwe-enc: A128CBC-HS256
    jwe-jwk: jwe.jwk
    jwe-alg: A128KW
    jwe-crypto: jweCryptoObjectName

jwt-generate セキュリティー・ポリシーの使用方法について詳しくは、『組み込みポリシー』セクションの Generate JWT (jwt-generate) を参照してください。

1 JWK も暗号オブジェクトも JWT に署名するために必要な暗号化データを提供する有効な方法です。ただし、両方のデータ型を指定した場合は、暗号オブジェクトのみが使用されます。
タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2017 年 10 月 31 日