Toolkit コマンドの要約

IBM® API Connect デベロッパーズ・ツールキットの中核となるコマンドの要約です。

コマンド・ライン・ツール・ヘルプの表示

コマンド・ラインの総合的なヘルプ情報を表示するには、コマンド apic --help または apic -h を入力します。特定の apic コマンドのヘルプ情報を表示するには、コマンド apic command_name --help または apic command_name -h を入力します。

バージョン情報の表示

コマンド・ライン・ツールのバージョンを表示するには、コマンド apic --version または apic -v を入力します。すべてのコマンド・ライン・ツール用プラグイン・モジュールのバージョンを含む詳細なバージョン情報を表示するには、コマンド apic --ext-version を入力します。

stability コマンド

一部のコマンドは、コマンドのヘルプ・テキストで Stability: prototype として識別されます (このトピックの後の方で示す表を参照)。これらのコマンドは実稼働環境用のコマンドではなく、テストとお客様からのフィードバックを目的としたコマンドです。これらのコマンドの構文と機能は、実稼働環境用としてリリースされる前に変更される可能性があります。

認証

API Manager エンドポイントに対して認証するには apic login コマンドを使用します。ローカル認証資格情報を削除するには apic logout コマンドを使用します。
注: 正常に認証される場合、資格情報がファイル [これが Linux プラットフォームに適用されることを示すアイコン].netrc または [これが Windows プラットフォームに適用されることを示すアイコン]_netrc にプレーン・テキストで格納されます。このため、資格情報に他のユーザーがアクセスできないようにファイル許可を設定してください。

構成変数の使用

一般的に使用されるプロパティーの値を構成変数に設定できます。通常、コマンド・ラインのオプションを使用して値を指定するよりも、構成変数を設定する方がより簡単で一貫性があります。
注: 構成変数は、現行の LoopBack プロジェクトのみに影響するように、ローカルに設定 (デフォルト) することも、すべてのプロジェクトに影響するように、グローバルに設定 (コマンド・ラインのオプション -g を指定) することもできます。ローカル値は、グローバル値に取って代わります。ローカルの構成変数は、LoopBack プロジェクトに対してのみ設定できます。OpenAPI プロジェクトに対して構成変数を設定する場合、それらの変数は常にグローバルです。

ローカル構成変数の値は、project-root/.apiconnect/config ファイルに格納されます。ここで、project-root はプロジェクト・ルート・ディレクトリーです。グローバル構成変数の値は、user-home-dir/.apiconnect/config ファイルに格納されます。ここで、user-home-dir はユーザーのホーム・ディレクトリーです。

構成変数を処理するには、次のコマンドを使用します。

  • apic config:get varname - 構成変数を取得します。すべてのローカル構成変数の値を表示するには、apic config を使用します。また、すべてのグローバル構成変数の値を表示するには、apic config -g を使用します。
  • apic config:set varname - 指定された構成変数を設定または更新します。
  • apic config:delete varname - 指定された構成変数を削除します。
  • apic config:clear - すべての構成変数を削除します。

apic config:set コマンドを使用することで、構成プロパティーの値を設定します。catalogapp などの構成プロパティーを設定しておくと、コマンドを入力する際に、これらのプロパティーの値を指定する必要がなくなります。

以下の表に、構成変数を示します。

表 1. 構成変数
変数名 説明 次のオプションの代わりに使用 (または次のオプションでオーバーライド)
[V5.0.4 以降]accessibility-mode アクセシビリティー・モードを有効にします。アクセシビリティー機能を有効にするには enabled に設定します。アクセシビリティー機能は、視覚に制限があるユーザーが容易にツールを使えるようにするためのものです。 該当なし
app アプリケーションの局面を管理するすべてのコマンドのデフォルトのアプリケーション URI。

形式: apic-app://mgmt-server/orgs/org-name/apps/app-name。ここで、mgmt-server は管理サーバー、org-name は組織名、app-name はカタログ名です。

--app
catalog カタログの局面を管理するすべてのコマンドのデフォルトのカタログ URI。

形式: apic-catalog://mgmt-server/orgs/org-name/catalogs/catalog-name。ここで、mgmt-server は管理サーバー、org-name は組織名、catalog-name はカタログ名です。

注: カタログ名 apic-dev はローカルのテスト用に予約されています。
--catalog
[V5.0.1 以降]log-level ローカル・アプリケーションおよび Micro Gateway のロギング詳細のレベル。次のいずれかでなければなりません。
  • debug - 全デバッグ情報を含む詳細なロギング。
  • info - 重大度が「情報」レベル以上のメッセージをログに記録します。
  • warning - 重大度が「警告」レベル以上のメッセージのみをログに記録します。
  • error - 重大度が「エラー」レベル以上のメッセージのみをログに記録します。
  • fatal - 「致命的」(最も重大) レベルのメッセージのみをログに記録します。
該当なし
org 組織を管理するすべてのコマンドのデフォルトの組織 URI。

形式: apic-org://mgmt-server/orgs/org-name。ここで、mgmt-server は管理サーバー、org-name は組織名です。

mgmt-server 部分は、--server オプションのデフォルト値を設定します。

[V5.0.7 以降]サーバー名にポート番号を追加できます (ポート番号がデフォルト値の 443 ではない場合)。

--organization、--server
[V5.0.5 以降]space スペースの局面を管理するすべてのコマンドのデフォルトのスペース URI。

形式: apic-space://mgmt-server/orgs/org-name/catalogs/catalog-name/spaces/space-name。ここで、mgmt-server は管理サーバー、org-name は組織名、catalog-name はカタログ名、space-nameスペース名です。

[V5.0.7 以降]サーバー名にポート番号を追加できます (ポート番号がデフォルト値の 443 ではない場合)。

--server、--organization、--catalog、--space
[V5.0.2 以降]template-default-api [V5.0.2 以降]使用するデフォルトの API テンプレート。Handlebars (.hbs) ファイルの基本ファイル名を指定します。 --template
[V5.0.2 以降]template-default-product [V5.0.2 以降]使用するデフォルトの製品テンプレート。Handlebars (.hbs) ファイルの基本ファイル名を指定します。 --template
[V5.0.2 以降]template-path [V5.0.2 以降] Handlebars テンプレートを含む絶対ローカル・ディレクトリー・パスのスペース区切りリスト。 --template
構成プロパティーを設定するには、以下のコマンドを入力します。
apic config:set name=value
ここで、name は構成プロパティーの名前であり、value は、その構成プロパティーに割り当てる値です。

以下に例を示します。

apic config:set catalog=apic-catalog://mgmtnhost.com/orgs/climbon/catalogs/sb

TLS 証明書を使用するようにツールキットのコマンド・ライン・ツールを構成する

API Manager は、TLS プロファイルを使用してデータ伝送を保護します。API Manager での TLS プロファイルの作成方法について詳しくは、『TLS プロファイル』を参照してください。

TLS プロファイルが有効になっている API Manager と通信するために証明書を使用するようにツールキットのコマンド・ライン・ツールを構成するには、以下の手順に従います。

  1. 次のコマンドを入力することで、trust-store 構成変数を、TLS プロファイルのサーバーのトラストストアで使用される証明書ファイルの名前に設定します。
    apic config:set trust-store=<cert-file>
    ここで、<cert-file> は TLS 証明書ファイルへの絶対ファイル・パスです。
  2. 次のコマンドを入力して、NODE_EXTRA_CA_CERTS 環境変数の値を設定し、ノードの組み込みの CA 証明書ストアを拡張します。
    export NODE_EXTRA_CA_CERTS=<cert-file>
    ここで、<cert-file> は TLS 証明書ファイルへの絶対ファイル・パスです。

NODE_EXTRA_CA_CERTS 環境変数について詳しくは、Node.js の資料を参照してください。

ローカル・ファイルの作成と管理

API および製品の定義の YAML ファイルを API Manager にステージングするには、その前にローカルでこれらのファイルを作成および操作します。

ローカルの API 定義ファイルを作成するには、apic create --type api コマンドを使用します。 ローカルの製品定義ファイルを作成するには、apic create --type product コマンドを使用します。

API Manager の特定のタイプの成果物をリストするには、apic apis コマンドと apic products コマンドを使用します。

ローカルの API 定義ファイルまたは製品定義ファイルの構文の正しさを検証するには、apic validate コマンドを使用します。

ローカルの API 定義ファイルまたは製品定義ファイルから API Manager にドラフト API またはドラフト製品を作成するには、apic drafts:push コマンドを使用します。

ローカルで定義されたアプリケーション、製品、参照先 API を API Manager のカタログにステージングして公開するには、apic publish コマンドと apic apps:publish コマンドを使用します。

[V5.0.5 以降]スペースがカタログに対して有効になっている場合、製品のステージングおよび公開は、そのカタログ内のスペースに対してのみ実行できます。スペースへ公開するには、publish コマンドに --scope space オプションを含める必要があります。例えば、次のようにします。
apic publish --scope space product.yaml --space space --catalog catalog --organization organization --server server
説明:
  • product は公開する製品の名前です。
  • space は、公開対象のスペースの名前です。
  • catalog は、スペースが含まれるカタログの名前です。
  • organization は組織の名前です。
  • server は管理サーバーであり、port の番号はオプションです (デフォルトは 443) です。
[V5.0.5 以降]注: API を定義する OpenAPI (Swagger 2.0) ファイル内で $ref フィールドを使用して別のファイルに定義されている OpenAPI (Swagger 2.0) コードを参照している場合、API の検証、ドラフト作成、ステージング、公開の前に、$ref フィールドがターゲット・ファイルの内容で置き換えられます。詳しくは、『[V5.0.5 以降]$ref の使用による OpenAPI (Swagger 2.0) ファイルのコード・フラグメントの再利用』を参照してください。
[V5.0.6 以降]

スクリプト・コマンド

多くの場合、一連の apic コマンドをシェル・スクリプトで自動化しておくと便利です。 apic ツールでは、まず対話式に使用条件に同意する必要があるため、最初に次のコマンドを使用する必要があります。
apic --accept-license
このコマンドを実行すると、スクリプトを非対話式に実行できるようになります。
使用分析の収集を無効にするには、次のコマンドを入力します。
apic --disable-analytics

API Manager 項目のリスト

指定のタイプの項目をリストするには、以下のコマンドを使用します。
apic apps
apic catalogs
apic drafts
apic orgs
apic props
apic services
[V5.0.5 以降]apic spaces
[V5.0.7 以降]apic extensions

ドラフトでの作業

ドラフト API とドラフト製品を直接操作するには、apic drafts:action コマンドを使用します。action は、実行するアクションです。例えば、ドラフト製品、およびその参照ドラフト API をカタログに公開するには、apic drafts:publish コマンドを使用します。

ドラフトの API または製品からローカルの API 定義ファイルまたは製品定義ファイルを作成するには、apic drafts:pull コマンドを使用します。

すべてのドラフト API またはドラフト製品からローカルの API 定義ファイルまたは製品定義ファイルを作成するには、apic drafts:clone コマンドを使用します。

注: apic products:publish コマンドを使用して、製品とその参照先 API をカタログに直接発行することができます。最初にドラフト製品とドラフト API を作成する必要はありません。

スペース でのカタログの処理

カタログを作成するには、apic catalog:create コマンドを使用します。カタログに関する情報を表示するには、apic catalog:get コマンドを使用します。現在認証されているユーザーがメンバーである組織に含まれているすべてのカタログをリストするには、apic catalogs コマンドを使用します。

[V5.0.5 以降]1 つのカタログ内で複数のチームが製品および API を独立して管理できるように、スペース を使用してカタログを区分化できます。スペースは、概念的にはサブカタログのようなものですが、同じカタログ内のすべてのスペースの製品および API は同じ開発者ポータルに公開されるという特徴があります。スペースについて詳しくは、IBM API Connect でのシンジケーションの使用を参照してください。

カタログでスペースを使用可能にするには、以下のコマンドを使用します。
apic catalogs:set catalog_name --spaces enabled
注: スペースがカタログに対して有効な場合、製品は、そのカタログ内のスペースに対してのみ公開できます。
スペースの作成と管理を行うには、ツールキットの apic spaces コマンドを使用します。
  • apic spaces - カタログに含まれているスペースをリストします。
  • apic:spaces create - カタログ内のスペースを作成します。
  • apic:spaces get - カタログ内のスペースに関する情報を取得します。
  • apic:spaces set - カタログ内のスペースに関する情報を設定します。
  • apic:spaces delete - カタログ内のスペースを削除します。

カタログまたはスペース内の製品、アプリケーション、および API を直接操作するには、apic productsapic apps、および apic apis の各コマンドを使用します。例えば、製品を更新するには apic products:set コマンドを使用します。操作対象のスペースを指定する必要がある場合は、コマンドに --scope space オプションを含める必要があります。

コマンドの要約

以下の表に、apic コマンドの要約を示します。一般的なコマンド構文は以下のとおりです。
apic command:sub-command [argument] [options]
command は、config などのコマンド、sub-command は、get などのサブコマンド (指定される場合)、argument は、catalog などの引数 (指定される場合)、options は、--local などの 1 つ以上のオプション (指定される場合) です。サブコマンドや引数のない apic コマンドもあります。また、オプションを指定しなければならないコマンドもあります。すべてを指定した場合のコマンドは、以下の例のようになります。
apic config:get catalog --local
注: create コマンドの構文は、以下のように多少異なります。
apic create --type sub-command [options]

以下の表の一部のコマンドには Stability: prototype という注釈が付けられています。これは、IBM がコマンドに関するフィードバックをお客様から収集中であることを示しています。そのため、実動スクリプトでは使用しないでください。

[V5.0.2 以降]以下のコマンドを実行することで、テンプレートを使用して、API または製品を作成できます。
apic create --type [api | product] --template template_filename --title new_title
ここで、template_filename は、使用する Handlebars テンプレートの名前です。テンプレートには、.hbs ファイル名拡張子が必要です。あるいは、対話式に API または製品を作成してテンプレートを指定することもできます。詳しくは、API 定義テンプレートおよび製品定義テンプレートの作成と使用を参照してください。
表 2. 汎用の apic コマンドの要約
コマンド 説明 サブコマンド
apic config 構成変数のリスト表示と管理を行います。詳しくは、「構成変数の使用」を参照してください。

サブコマンドを指定しなかった場合、定義済み構成変数の値がリストされます。

  • get - 構成変数を取得します。
  • list - 構成変数をリストします (デフォルト)。
  • set - 構成変数を設定します。
  • delete - 構成変数を削除します。
  • clear - すべての構成変数を削除します。
apic create プロジェクト成果物を作成します。
  • --type api - API を作成します。
  • --type api --wsdl filename - WSDL 定義ファイル、またはサービスの WSDL 定義ファイルを含む .zip ファイルから SOAP API を作成します。生成された API の名前およびバージョンは、WSDL ファイルから取得されます。
  • --type product - 製品を作成します。
  • --type model - LoopBack モデルを作成します。
  • --type datasource - LoopBack データ・ソースを作成します。
[V5.0.2 以降]注: --template template-name オプションを使用することで、OpenAPI (Swagger 2.0) テンプレート・ファイルから API または製品を作成できます。
apic edit API Designer をデフォルトの Web ブラウザーで開いて実行します。 なし
[V5.0.7 以降]apic extensions カタログ内の OpenAPI (Swagger 2.0) 拡張を管理します。

サブコマンドが指定されていない場合は、製品カタログ内の拡張をリストします。

Stability: prototype

  • clone - カタログからすべての拡張をプルします。
  • delete - カタログ内の拡張を 1 つ削除します。
  • get - カタログ内の拡張に関する情報を取得します。
  • list - カタログに公開されたすべての拡張をリストします (デフォルト)。
  • publish - 拡張をカタログに公開します。
  • pull - カタログから拡張をプルします。
apic loopback LoopBack プロジェクトとその成果物を作成します。

サブコマンドを指定しなかった場合、新しい LoopBack プロジェクトが作成されます。

これらのコマンドはすべて Stability: prototype です (ただし、loopback:app を除く)。

  • acl - アクセス制御リストの仕様を追加します。
  • app - 新しい LoopBack プロジェクトを作成します (デフォルト)。
  • boot-script - ブート・スクリプトを追加します。
  • export-api-def - モデルから OpenAPI (Swagger 2.0) 定義を生成します。
  • middleware - ミドルウェア機能を追加します。
  • property - 既存のモデルにプロパティーを追加します。
  • refresh - モデルの製品定義と API 定義を更新します。
  • relation - モデル間の関係を追加します。
  • remote-method - リモート・メソッドを追加します。
  • swagger - OpenAPI (Swagger 2.0) 定義から LoopBack プロジェクトを生成します。
apic microgateway Micro Gateway アプリケーションを作成します。 なし
apic validate API 定義または製品定義の YAML ファイルを検証します。 なし
表 3. アプリケーションをローカルに管理およびテストする apic コマンドの要約
コマンド 説明 サブコマンド
apic logs サーバー・ログを継続的にコンソールに表示します。 なし

apic:services logs の別名

apic props ローカルで実行される LoopBack アプリケーションのサービス・プロパティーのリスト表示と管理を行います。

サブコマンドを指定しなかった場合、定義済みサービス・プロパティーの値がリストされます。

  • get - プロパティー値を取得します。
  • list - すべてのプロパティー値をリストします (デフォルト)。
  • set - プロパティー値を設定または更新します。
  • delete - サービス・プロパティーを削除します。
  • clear - すべてのサービス・プロパティーを削除します。
apic services サービスのリスト表示と管理を行います。

サブコマンドを指定しなかった場合、現在実行されているすべてのサービスがリストされます。

  • list - 現在実行中のすべてのサービスをリストします (デフォルト)。
  • start - サービスを開始します。
  • stop - サービスを停止します。
  • logs - ログをコンソールに表示します。
  • get - サービスに関する情報を取得します。
apic start このコマンドを LoopBack プロジェクトのディレクトリーで実行すると、LoopBack アプリケーションが起動します。それ以外のディレクトリーで実行すると、Micro Gateway が起動します。 なし

apic services:start の別名

apic stop 指定されたサービスまたはすべてのサービスを停止します。 なし

apic services:stop の別名

[V5.0.6 以降]apic explore API Explore ツールを開きます。
プロジェクト・ディレクトリーに含まれているすべての API の操作、定義、およびドキュメンテーションが示されます。特定の API を指定するには、コマンドに API の名前を含めます。例えば、次のようにします。
apic explore apiname.yaml
オプション:
  • -e、--external
デフォルトの 127.0.0.1 ではなく、0.0.0.0 で Explore ツールを開きます。このオプションにより、サーバーがマシン上のすべての IP アドレスにバインドされて、より広範囲のネットワークでツールにアクセスできるようになります。
表 4. API、アプリケーション、製品、カタログの管理、およびクラウドへの公開のための apic コマンドの要約
コマンド 説明 サブコマンド
apic apps アプリケーションをリスト、管理、または公開します。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • get - アプリケーションに関する情報を取得します。
  • build - アプリケーションを作成します。
  • list - 現在認証されているユーザーがメンバーである組織に含まれるプロバイダー・アプリケーションをリストします (デフォルトのサブコマンド)。
  • publish - アプリケーションをプロバイダー・アプリケーションに公開します。
  • set - アプリケーションを更新します。
apic apis カタログまたはスペース内の API のリスト表示と管理を行います。Stability: prototype

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • clone - カタログまたはスペースからすべての API をプルしてアプリケーションを作成します。
  • get - カタログまたはスペース内の API に関する情報を取得します。

    [V5.0.7 以降]出力では、アプリケーションが API を呼び出すことができる開発エンドポイントと実動エンドポイントが分けてリストされます。詳しくは、『アプリケーションのライフサイクルの管理』を参照してください。

  • list - カタログまたはスペース内の API をリストします (デフォルトのサブコマンド)。
  • pull - カタログまたはスペース内の API をプルします。
  • set - カタログまたはスペース内の API を更新します。
apic catalogs カタログのリスト表示と管理を行います。
  • catalogs:create 組織内でカタログを作成します。
  • catalogs:delete 組織内のカタログを削除します。
  • catalogs:get 組織内のカタログに関する情報を取得します。
  • catalogs:list - 現在認証されているユーザーがメンバーである組織に含まれるカタログをリストします (デフォルトのサブコマンド)。
[V5.0.4 以降]apic devapps コンシューマー・アプリケーションのリスト表示、およびコンシューマー・アプリケーションに関する情報の取得を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • get - コンシューマー・アプリケーションに関する情報を取得します。
  • list - 組織およびカタログ内のコンシューマー・アプリケーションをリストします。
apic drafts ドラフト内の API と製品のリスト表示と管理を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • clear - ドラフト内のすべての API 定義と製品定義を削除します。
  • clone - ドラフトからすべての API 定義または製品定義をプルします。
  • delete - ドラフトから API 定義または製品定義を削除します。
  • list - ドラフト内の API および製品をリストします (デフォルトのサブコマンド)。
  • get - ドラフト内の API 定義または製品定義をに関する情報を取得します。
  • publish - ドラフト内の製品とその参照先 API をカタログにステージングして公開します。
  • pull - ドラフトから API 定義または製品定義をプルします。
  • push - ローカルの API 定義または製品定義をドラフトにプッシュします。
apic login API Manager にログインします。 なし。以下のように、必須のフラグを使用して、サーバーおよび資格情報を指定します。
  • -u, --username user_name
  • -p, --password password
  • -s, --server mgmt_server

[V5.0.7 以降]サーバー名にポート番号を追加できます (ポート番号がデフォルト値の 443 ではない場合)。

apic logout API Manager からログアウトします。 なし。以下のように、必須のフラグを使用してサーバーを指定します。
  • -s, --server mgmt_server

[V5.0.7 以降]サーバー名にポート番号を追加できます (ポート番号がデフォルト値の 443 ではない場合)。

[V5.0.5 以降]apic members 組織のメンバーをリストします。

Stability: prototype

なし
[V5.0.4 以降]apic orgs:get コンシューマー組織またはプロバイダー組織に関する情報を表示します。--type provider|consumer を使用して、プロバイダー組織またはコンシューマー組織のいずれかを指定します。
  • get - コンシューマー組織またはプロバイダー組織に関する情報を表示します。
apic organizations

[V5.0.4 以降]apic orgs

組織のリスト表示、および組織に関する情報の取得を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

注: 以前のリリースに用意されていた organizations コマンドは非推奨になりました。orgs を使用してください。
  • get - プロバイダー組織に関する情報を取得します。
  • list - 現在認証されているユーザーがメンバーになっている組織をリストします。Bluemix では、API Management タイルがプロビジョンおよび追加されている組織のみがリストされます。
apic policies カタログ内のポリシーのリスト表示と管理を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • clone -カタログからすべてのポリシーをプルします。
  • delete - カタログからポリシーを削除します。
  • get - カタログ内のポリシーに関する情報を取得します。
  • list - カタログ内のポリシーをリストします (デフォルトのサブコマンド)。
  • publish - ポリシーをカタログに公開します。
  • pull - カタログからポリシーをプルします。
apic publish 製品とその参照先 API をカタログに公開します。

[V5.0.5 以降]スペースがカタログに対して有効な場合、製品は、そのカタログ内のスペースに対してのみ公開できます。スペースへ公開するには、publish コマンドに --scope space オプションを含める必要があります。

なし

これは、apic products:publish の別名です。

apic products カタログ内の製品のリスト表示と管理を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • clear - カタログ内のすべての製品をクリアします。Stability: prototype
  • clone - カタログからすべての製品定義をプルします。Stability: prototype
  • delete - カタログ内の製品を削除します。
  • get - カタログ内の製品に関する情報を取得します。
  • list - カタログ内の製品をリストします (デフォルトのサブコマンド)。
  • publish - 製品とその参照先 API をカタログにステージングして公開します。
  • pull - カタログから製品をプルします。
  • [V5.0.4 以降]replace - カタログ内の製品を別の製品に置き換えます。 Stability: prototype
  • set - カタログ内の製品を更新します。
  • [V5.0.4 以降]set-migration-target - 別の製品を指定して、カタログ内の製品のマイグレーション・ターゲットを設定します。Stability: prototype
  • [V5.0.4 以降]supersede - カタログ内の製品を別の製品に取り替えます。 Stability: prototype
[V5.0.5 以降]apic spaces カタログに含まれているスペースのリスト表示と管理を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • spaces:create カタログ内のスペースを作成します。
  • spaces:delete カタログ内のスペースを削除します。
  • spaces:get カタログ内のスペースに関する情報を取得します。
  • spaces:list カタログに含まれているスペースをリストします (デフォルトのサブコマンド)。
  • spaces:set カタログ内のスペースに関する情報を設定します。
[V5.0.5 以降]apic subscriptions 製品またはカタログのサブスクリプションのリスト表示と管理を行います。

デフォルトのサブコマンドは list です。

  • subscriptions:get - アプリケーションのサブスクリプションに関する情報を取得します。
  • subscriptions:list カタログに含まれているスペースをリストします (デフォルトのサブコマンド)。Stability: prototype
タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2017 年 10 月 31 日