クライアント・アプリケーション・プログラミング・インターフェース

メッセージ・フロー内のノードを構成することにより、サポートされる 1 つ以上のプログラミング・インターフェースを使用してこれらのノードの動作をカスタマイズできます。

メッセージ・フローにおけるメッセージ形式の変換には、以下のオプションのいずれかを使用できます。

マッピング
IBM® Integration Toolkitグラフィカル・データ・マッピング・エディター は、メッセージのビジュアル表示を表示するグラフィカル・インターフェースです。 このエディターを使用して、以下の操作を実行できます。
  • ソース・メッセージからターゲット・メッセージへフィールドをドラッグする
  • データベースからメッセージ構造にデータをマップする
  • 関数を適用する

マッピング ノードでマッピングを使用できます。

ESQL
ESQL を使用して、メッセージとデータベース表の両方のデータを操作します。 ESQL は、 IBM Integration Busに固有のプログラミング言語であり、SQL に基づいています。 ESQL ステートメントをコーディングすることにより、メッセージ・フィールドとデータベース内容を作成、参照、更新できます。 ESQL には、複雑な変換を実現するために使用できるステートメントと関数が豊富に揃っています。

計算データベース、および フィルター の各ノードで ESQL を使用できます。

Java™
Java プログラミング言語を使用して、メッセージを経路指定または変換します。 XPath を使用してメッセージ・フィールドを作成、参照、更新できます。 JDBC を使用してデータベース表にアクセスすることもできます。

Java は JavaCompute (計算) ノードでのみ使用できます。

XSL スタイル・シート
標準 XSL スタイル・シートを使用して、XML メッセージを統合ノードがサポートする他の形式に変換します。

XSL は、XSL変換 ノードでのみ使用できます。

このオプションは、メッセージ・フローが XML メッセージを処理し、かつメッセージ・フローの設計者が XSL スタイル・シートに精通している場合に使用します。

Windows プラットフォーム.NET
Windows プラットフォーム.NET フレームワークを使用して、メッセージをルーティングまたは変換します。 .NET を使用してメッセージ・フィールドを作成、参照、更新できます。

.NETコンピュート ノードで .NET を使用し、ESQL から .NET コードを呼び出すことができます。

メッセージ・フローとノードを構成するときに、ワークスペースに保管される一連のファイルを作成します。

作成されるファイルは、以下のタイプです。

  • メッセージ・フロー定義ファイル message_flow_name.msgflow。 このファイルは必須であり、自動的に作成されます。 このファイルには、メッセージ・フローの特性と内容についての詳細 (例えば、含まれるノードとプロモートされるプロパティー) が含まれます。
  • 1 つ以上のメッセージ・マッピング・ファイル message_flow_name_nodename.map。 グラフィカル・データ・マッピング・エディターを使用するメッセージ・フローでは、各ノードごとに固有ファイルが必要になります。 このファイルは、メッセージ・フローに マッピング ノードが含まれている場合にのみ必要です。 このファイルを自分で作成することも、またはノードに対して特定のアクションを要求することにより 作成されるようにすることもできます。
  • 1 つ以上の ESQL リソース・ファイル message_flow_name.esql。 ESQL ファイルが必要となるのは、ESQL モジュールを使用してカスタマイズしなければならないノードがメッセージ・フローに 1 つ以上含まれる場合、またはメッセージ・マッピングによって呼び出される関数がメッセージ・フローに含まれる場合のみです。 このファイルを自分で作成することも、またはノードに対して特定のアクションを要求することにより 作成されるようにすることもできます。

    組み込み ESQL ステートメントや関数、およびユーザー定義関数を使用する、フリー・フォームの ESQL ステートメントを作成することにより、以下の組み込みノードをカスタマイズすることができます。

    • コンピュート
    • データベース
    • Filter
  • 1 つ以上の Java プログラミング・ファイル メッセージ・フロー名の .java。 Java ファイルは、メッセージ・フローに 1 つ以上の JavaCompute (計算) ノードが含まれている場合にのみ必要です。 このファイルを自分で作成することも、またはノードに対して特定のアクションを要求することにより 作成されるようにすることもできます。
  • 1 つ以上の XSL スタイルシート message_flow_name.xslt。 XSLT ファイルは、メッセージ・フローに 1 つ以上の XSL変換 ノードが含まれている場合にのみ必要です。 このファイルを自分で作成することも、またはノードに対して特定のアクションを要求することにより 作成されるようにすることもできます。

統合プロジェクト に他のファイルを組み込んで、それらのファイルがメッセージ・フローとともに統合ノードにデプロイされるようにすることができます。 統合ノードはこれらの特別ファイルを保管しますが、それを処理することはありません。

これらの変換オプションをサポートするファイルを作成し、その内容を作成する方法について詳しくは、 メッセージの変換と拡充を参照してください。