統合ソリューションの開発

IBM® Integration Bus は、ビジネス・メッセージおよびデータを変換、拡充、経路指定、および処理するための統合ソリューションを開発できる柔軟な環境を提供します。 さまざまなプロトコルやメッセージ形式を使用するクライアント・アプリケーションを統合できます。

このタスクの概要

IBM Integration Busでは、アプリケーションまたは 統合サービスを使用して統合ソリューションを開発します。
  • アプリケーション は、統合ソリューションを作成するために必要なすべてのリソースが入るコンテナーです。
  • 統合サービス は、Web サービス・ソリューションのコンテナーとして機能する、定義済みインターフェースを持つ特殊なアプリケーションです。

パターンを使用して、統合ソリューションを作成することができます。 パターンは、特定のコンテキストにおいて共通するアーキテクチャー、設計、またはデプロイメント・タスクを解決するためのテスト済みアプローチをカプセル化する、再使用可能なソリューションを提供します。

統合ソリューション は、ビジネス・メッセージとビジネス・データを処理するために開発されるリソースが入るコンテナーです。 IBM Integration Bus は、アプリケーション、メッセージ、およびデータを統合するために、以下の 3 つのリソース・セットを管理します。
  • メッセージ・フロー
  • メッセージ・フロー・ノード
  • メッセージ・モデル

メッセージ・フロー は、入力メッセージを受信したときに 統合ノード で実行される一連の処理ステップです。 統合ノード は、未完了メッセージを経路指定、変換、および拡充するために 1 つ以上の メッセージ・フロー をホストする実行プロセスのセットです。

サポートされる通信モデル (Point-to-Point およびパブリッシュ/サブスクライブ) の一方または両方を使用するように メッセージ・フロー を構成できます。

手順

統合ソリューションの開発について詳しく学習するには、以下のセクションを参照してください。 IBM Integration Toolkitチュートリアル・ギャラリー を使用して、いくつかの事前構築された統合ソリューションを探索することもできます。

  1. 統合ソリューションの構築に必要な開発リソースについて学習します。 詳しくは、 リソース管理の概要を参照してください。
  2. メッセージ・フローの開発方法について説明します。 メッセージ・フロー は、入力メッセージを受信したときに 統合ノード で実行される一連の処理ステップです。 詳しくは、 メッセージ・フローの開発を参照してください。
  3. IBM Integration Bus には、統合ソリューションを作成するためのさまざまな方法が用意されています。
  4. 独自のメッセージ・モデルを定義する方法について学習します。 詳しくは、 メッセージ・モデルの構成を参照してください。
  5. IBM Integration Busによって提供されない特殊な処理を提供するために機能を拡張する方法について説明します。 詳しくは、 ユーザー定義拡張機能の開発を参照してください。

次のタスク

プロジェクトを作成する場合は、プロジェクト名にスペースを使用しないようにしてください。 名前にスペースを使用することは有効ではありますが、問題が発生することがあります。 以下に例を示します。このシナリオでは、プロジェクト X にある XML スキーマ・ファイルが、import ステートメントまたは include ステートメントによってプロジェクト Y の XML スキーマ・ファイルを参照するとします。 プロジェクト内で参照したスキーマのプロジェクト名にスペースが含まれていると、名前が解決されず、エラーを受け取ることになります。