多重回答の度数表
「多重回答の度数表」手続きは、多重回答グループの度数分布表を作成します。最初に、1 つ以上の多重回答グループを定義する必要があります (『多重回答グループの定義』を参照)。
多重 2 分グループの場合、出力に示されるカテゴリー名は、そのグループ内の基本変数に対して定義された変数ラベルから取得されます。変数ラベルが定義されていない場合、変数名がラベルとして使用されます。多重カテゴリー・グループの場合、カテゴリー・ラベルは、グループ内の最初の変数の値ラベルから取得されます。最初の変数で欠損しているカテゴリーが、グループ内の他の変数に存在する場合には、その欠損カテゴリーに対して値ラベルを定義してください。
欠損値: 欠損値が存在するケースは、テーブル単位で除外されます。以下のオプションのいずれかだけを選択することも、両方を選択することもできます。
- 2 分グループをリストごとに除外: いずれかの変数に対する欠損値を持つケースを多重 2 分グループの作表から除外します。 このオプションは、2 分グループとして定義された多重回答グループに対してのみ適用されます。デフォルトでは、ケースのどの成分変数にも集計値が含まれていない場合、そのケースは多重 2 分グループに対して欠損とみなされます。すべての変数ではなく、一部の変数で欠損値があるケースは、1 つ以上の変数に集計値が含まれている場合、そのグループの作表に含められます。
- カテゴリー・グループをリストごとに除外: いずれかの変数に対する欠損値を持つケースを多重カテゴリー・グループの作表から除外します。 このオプションは、カテゴリー・グループとして定義されている多重回答グループに対してのみ適用されます。デフォルトでは、定義された範囲内の有効な値がケースのどの成分変数にも含まれていない場合のみ、そのケースは多重カテゴリー・グループに対して欠損とみなされます。
例: 調査の質問から作成された各変数は、基本変数です。多重回答項目を分析するには、各変数を 2 種類の多重回答グループ (多重 2 分グループと多重カテゴリー・グループ) のどちらか 1 つに結合する必要があります。例えば、航空会社の調査で、3 つの航空会社 (アメリカン航空、ユナイテッド航空、トランス・ワールド航空) のうち最近 6 カ月間に利用したのはどの会社かという質問をする場合、2 分変数を使用して多重 2 分グループを定義すると、グループ内の 3 つの変数はそれぞれグループ化変数のカテゴリーになります。 3 つの航空会社の度数とパーセントは 1 つの度数分布表に表示されます。回答者が 3 つ以上の航空会社について回答しないことがわかっている場合は、各航空会社に 1 つずつ、計 3 つのコードを持つ変数を 2 つ作成することができます。多重カテゴリー・グループを定義すると、同じコードをまとめて基本変数に追加することによって値が集計されます。結果として生成される値のグループは、各基本変数の値のグループと同じになります。例えば、ユナイテッド航空を挙げた 30 の回答は、航空会社 1 に対してユナイテッド航空を挙げた 5 つの回答と、航空会社 2 に対してユナイテッド航空を挙げた 25 の回答の合計です。3 つの航空会社の度数とパーセントは、1 つの度数分布表に表示されます。
統計: 度数、回答のパーセント、ケースのパーセント、有効なケース数、欠損ケース数を表示する度数分布表。
多重回答の度数分布表データの考慮事項
「データ」。多重回答グループを使用します。
仮定: 度数とパーセントは、任意の分布から取得したデータの有用な記述を提供します。
関連プロシージャー: 「多重回答グループを定義」手続きを使用して、多重回答グループを定義することができます。
多重回答の度数分布表を作成するには
- メニューから次の項目を選択します。
- 1 つ以上の多重回答グループを選択します。