平方和

モデルに対して、平方和のタイプを選択することができます。最も一般的に使用されるのはタイプ III です。これがデフォルトです。

タイプ I。この方法は、平方和の階層的分解法としても知られています。モデル内の各項はその前の項に対してのみ調整されます。タイプ I の平方和は、一般に次のような場合に使用します。

  • 1 次交互作用効果の前に主効果が指定され、2 次交互作用効果の前に 1 次交互作用効果が指定されているといったような分散分析の釣り合い型モデル。
  • 高次項の前に低次項が指定されている多項式回帰モデル。
  • 最初に指定された効果が 2 番目に指定された効果内にネストされ、2 番目に指定された効果が 3 番目に指定された効果内にネストされているような純粋なネスト・モデル。(このネスト形式はシンタックスを使用してのみ指定可能です。)

タイプ III: これがデフォルトの方法です。この方法では、計画内の効果の平方和を、その効果を含まない他の効果に対して調整されており、その効果を含む効果 (存在する場合) に直交している平方和として計算します。タイプ III の平方和には、一般的な推定形式が一定の状態に保たれている限り、セル度数が変わらないという大きな利点があります。したがって、このタイプの平方和は多くの場合、欠損セルがない不釣り合い型モデルに有用だと考えられます。欠損セルのない因子計画でこの方法に相当するのが、Yates の平均値の重み付き 2 乗法です。タイプ III の平方和の方法は、一般に次のような場合に使用します。

  • タイプ I にリストされているモデル。
  • 空白セルのない釣り合い型モデルまたは不釣り合い型モデル。