比率統計

中心傾向: 中心傾向の測度は、比率の分布を示す統計量です。

  • 中央値。この値よりも小さい比率の数と、この値よりも大きい比率の数が同じになります。
  • 平均値: 比率の合計を比率の総数で割った値です。
  • 重み付き平均値: 分子の平均値を分母の平均値で割った値です。重み付き平均値は、分母で重みを付けた比率の平均値にもなります。
  • 信頼区間: 平均値、中央値、重み付き平均値の信頼区間を表示します (要求された場合)。信頼水準として、0 以上 100 未満の値を指定してください。

散らばり: 以下の各統計は、観測値での変動量 (散布度) を測定します。

  • AAD: 平均絶対偏差は、中央値の比率の絶対偏差合計を比率の総数で割った値です。
  • COD: 散らばり係数は、平均絶対偏差を中央値のパーセントで表した値です。
  • PRD: 価格関連格差 (回帰指数とも呼ばれます) は、平均値を加重平均で割った値です。
  • 中央値中心化の COV: 中央値中心化の変動係数は、中央値からの偏差の平方平方根を中央値のパーセントで表した値です。
  • 平均値中心化の COV: 平均値中心化の変動係数は、標準偏差を平均値のパーセントで表した値です。
  • 標準偏差: 標準偏差は、平均値の比率の平方偏差合計を、比率の総数から 1 を引いた数で割り、正の平方根を取った値です。
  • 範囲: 範囲とは、最大比から最小比を引いた値のことです。
  • 最小値: 最小値とは、最小比のことです。
  • 最大。最大値とは、最大比のことです。

濃度インデックス: 集中係数は、区間に含まれる比率のパーセントを表します。この値は、以下の 2 つの方法で計算することができます。

  • 範囲間の比率: 区間の最小値と最大値を指定することにより、区間が明示的に定義されます。最小値の比率と最大値の比率を入力し、「追加」をクリックして区間を取得します。
  • 範囲内の比率: 中央値のパーセントを指定することにより、区間が暗黙的に定義されます。0 から 100 までの値を入力して、「追加」をクリックします。区間の下限は「(1 - 0.01 × 値) × 中央値」で算出され、上限は「(1 + 0.01 × 値) × 中央値」で算出されます。

比率統計の統計量を取得するには

この機能には Statistics Base オプションが必要です。

  1. メニューから次の項目を選択します。

    「分析」 > 「記述統計」 > 「比率統計量...」

  2. 「比率統計量」ダイアログ・ボックスで、「統計」をクリックします。
  3. 必要な統計を選択します。